日本のアフターホイールを支えるモンツァ・ジャパンが輸入車へ目を向けた初陣がハウナー・デザインW07だ。欧州チューナー界の奇才、イエンツ・ハウナー氏とコラボした造形はシンプルながら普遍的な美しさを持つ。
シンプルなデザインこそ成功させるのは難しい
極限までシンプルに、だからこそ永遠に色褪せないような造形を貫いて数々の名作を生み出す欧州チューナー界の鬼才、イエンツ・ハウナー氏の手掛けた作品が、ハウナー・デザインW07である。ここ日本で国産車に対してアフターホイールを供給してきたモンツァ・ジャパンが挑戦した欧州車専用ホイールでもある。日本のニーズを熟知した彼らが、その上で今度はヨーロッパの感性と技術を取り入れて新境地を見出した。
名だたるヨーロッパチューナーで数々の功績を残してきたイエンツ・ハウナー。プロデュースしてきたホイールは、どれもシンプルでストレートなデザインばかり。これらのホイールは、各チューナーをメジャーに押し上げる原動力となったといっても過言ではない。 MONZA JAPAN初のインポートカー用ホイールは「W07」となる。
スポーテックでの10本スポーク(MONO10)や、リンスピードの5本スポーク(C5)、カールソンのディッシュタイプ(1/6)など、イエンツ・ハウナー氏の錚々たる代表作に、今度は2×7本スポークが加わったかのようだ。ハウナー・デザインW07には、それだけの普遍的デザインが凝縮される。今や純正ホイールでさえも奇抜なデザインや攻めた造形が珍しくないだけに、このシンプルさが逆に魅力的だと感じさせる。「イイモノを長く使う」ヨーロッパの哲学を感じさせ、いつまでも飽きることがない。
複数のP.C.D.やハブ径に対応するため、センターキャップ周辺は余裕が設けられている。ボルトホールとセンターの窪みが同一線上にあるので、どこにも無理がない。下の写真にあるように4ホールもラインナップされる。
対象はBMW勢を中心としながら、ミニ、VW/アウディ、そしてメルセデス・ベンツなど。日本で普及するドイツ車の多くを網羅する。下はポロやA1などの15インチから、上はSクラスやGLクラス系の19インチに至るまで幅広いサイズバリエーションを持つ。イエンツ・ハウナー氏が描くシンプルな造形は、そのマッチング設計や世界観を含めて、車種やカテゴリーを選ばずマッチする証だ。標準設定されるスーパーシルバーペイントの色味は決して奇をてらうものではないが、いかなるボディカラーにも溶け込み、さりげなく足もとを支える。ぶ厚い皮膜は傷に強く、防錆性も含めた長期的な耐久性も高い。
また、限定品ながら6.5J×16インチにマットブラックが登場したり、18インチにボルボ用が始まるなど、着々と進化を遂げている。ゆっくりと確実に性能を向上していくのだって、いかにもロングセラー商品っぽい。今後、新型車のスタイリングや動的性能がいかなる進化を遂げても、この普遍的ホイールはいつまでも欧州車の足もとを支え続けていく。
【Wheel Specification】
HAWNER DESIGN W07
◎サイズ/価格
15inch×6.0/30,800円
16inch×6.5~7.0/34,100~35,200円
17inch×7.0~7.5/41,800~43,450円
18inch×7.5~8.0/51,150~52,250円
19inch×8.5/69,300円
◎カラー
マットブラック(特注カラー):アウディ
スーパーシルバー:BMW/VW限定
◎対応車種
メルセデス・ベンツ/BMW/VW/アウディ/ミニ等
お問い合わせ
モンツァ・ジャパン 029-247-7772 https://monza-japan.co.jp/