フェラーリF50と328&348GTS、ランボルギーニ・カウンタック・アニバーサリーのデモランも!
2020年11月8日(日)、大磯ロングビーチ大駐車場で『大乗フェラーリミーティング2020』が開催された。こちらは『大乗フェラーリ教開祖』として長年執筆や活動を重ねてきたフリーライターの清水草一氏が中心となって毎年この時期に開催しているイベントで、簡単に書けば、”庶民派フェラーリ・オーナーの一大オーナーズミーティング”だ。今回は過去最高とされる、200台以上のフェラーリが集結。またざっと見ただけでも30台はいたランボルギーニや、様々なクルマで訪れたギャラリーを含めると、300台以上が集まったようである。
少し説明が必要だろう。清水氏は1993年にフェラーリ348tbを購入して以来、10台以上の中古フェラーリを乗り継いできており、現在は初となるフェラーリ2台体制ということで、328GTSと348GTSを同時に所有している。そして清水氏はその全フェラーリを中古フェラーリ専門店『コーナーストーンズ』の榎本修氏から購入しており、この大乗フェラーリミーティングも、榎本氏の全面的なバックアップにより行われているのだ。
その榎本氏も”フェラーリを2000台以上売った男”として有名で、”榎本店長”を意味する『エノテン』の呼び名で親しまれている。ちなみに清水氏と榎本氏の掛け合いが絶妙なのもお馴染みで、今回もトークショーで健在ぶりを見ることができた。
榎本氏のバックアップは、コーナーストーンズで購入した顧客への感謝の意味もあり、このイベントにおける太っ腹ぶりも有名だ。まずイベント参加費は無料。駐車位置こそ分けられるが、参加車種の限定もない。ケータリングは例えばカレーが200円、焼きそばが100円といった具合に破格の値段で、今回は推定1200円の弁当が500円で提供されていた。
いつもは豪華景品のビンゴ大会も行われるが、今回は新型コロナウイルス感染対策で取りやめに。代わりに328GTS、348GTSを運転する権利を争うジャンケン大会が開催された。また清水氏のフェラーリ2台とフェラーリF50、ランボルギーニ・カウンタック・アニバーサリーによるデモランも行われ、観客はそのサウンドと勇姿に酔いしれた。
会場に過去最高とされる台数が集まったのは、好天に恵まれたこともあるが、新型コロナウイルスの影響で各イベントが軒並み中止となり、多くの人々がこういう場を求めていたことは間違いないだろう。クラブ単位での参加も見受けられ、オーナー同士の交流が随所で見受けられた。
清水氏、榎本氏の周辺は、サラリーマンなど一生懸命努力してフェラーリ・オーナーになった”庶民派”が多く、そういった文化があるのはまさに日本だけで、彼らの功績は非常に大きいと言える。また、ここまでフェラーリに対して垣根の低い大規模イベントは他に類を見ず、次回の開催は未定ながら、今後の開催と盛況に期待したい。
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コーナーストーンズ
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