リーズナブルな価格も魅力
Amazonが9月末に発売した、Echoシリーズ初の車載デバイスとなる「Echo Auto」。これはスマートフォンのAlexaアプリを介してインターネットへ接続し、Alexaとハンズフリーで対話できるデバイスだ。Amazonではこれまで自宅用のEchoシリーズをラインアップしているが、今回のEcho AutoはAlexaの便利な機能を車内でも楽しむことができるのが新しい。しかもEcho Autoでは車内の音響特性を考慮して設計された8つのマイクアレイを搭載しており、騒音にさらされる機会が多い車内でも、ドライバーやパッセンジャーの呼びかけにスムーズに応答してくれるという。
今回はこのEcho Autoを実際に使用して、どれだけ便利なデバイスなのかをチェックしてみた。
まずは設定。スマートフォンにアプリをインストールしてから車載オーディオとBluetoothやミニステレオピンジャック経由で接続するのだが、接続方法はスマホアプリで表示されるので、その手順に従っていけば意外と簡単だ。
車内への設置に関しても付属の専用マウントを使用してエアコンの送風口に取り付けるだけ。ただし送風口の形状によっては対応していない場合もあるので、その際は両面テープ等を使うなど別の方法で貼り付けるのがいいかもしれない。電源の供給は車内のUSBポートやシガーソケットに付属のコードもしくはアタッチメントを差せばok。これで、Echo Autoを使う準備は万端だ。
Echo Autoは、これまで開発された3500以上のAlexaスキルに対応しているので「アレクサ」と話しかけるだけで多彩な機能を使うことができる。まずは「アレクサ、今日のニュースは?」と聞いてみると「どちらのニュースにしますか?」と候補を教えてくれるので、例えば「Yahoo!ニュースで」と答えれば、その日の6時、12時、18時に更新されたフラッシュニュースを読み上げてくれる。ちなみに最後に天気予報も教えてくれるのも親切だ。
また「アレクサ、ノリのいい曲をかけて」と話しかければ、Amazon MusicやApple Music、さらにSportifyなどからプレイリストを選択しストリーミング再生もしてくれる。他にも「アレクサ、今日の予定は?」と聞けば、予め登録していおいたカレンダーからスケジュールを教えてくれたり、「アレクサ、○○さんに電話をかけて」といえばスマートフォンの連絡先からハンズフリーで電話をかけることも可能。今回は試さなかったが「しりとり」を楽しんだり「アルクの英語クイズ」で英語を学習したり、「講談社のディズニースーパーゴールド絵本」で子どもへの読み聞かせができたりと、ドライバーはもちろん、すべてのパッセンジャーがその多彩な機能を体験することができるのだ。
また、他のEchoシリーズ同様、自宅のAlexa対応スマートホーム家電を車内から操作することもできるから、例えばエアコンを消し忘れて出かけてしまった場合にも「アレクサ、エアコンを消して」と話しかければ対応してくれる機能も搭載している。
このように、車内で自分や家族専用のコンシェルジェになってくれるとともに、自宅の家電製品も操作することができるEcho Auto。価格も4,980円と比較的お手頃なので、日頃の通勤はもとより、週末の旅行のお供に是非利用してみてはいかがだろう。
商品サイト https://www.amazon.co.jp/dp/B078YN7NDD/ref=jkadma15_aucc_pr_cm