新型「ジャガーEペイス」ではガソリン、ディーゼルのいずれにもマイルドハイブリッドを積極採用
10月28日、ジャガー・ランドローバーはマイナーチェンジを受けた新型「ジャガーEペイス」を発表した。英国市場では注文受け付けを開始しており、同市場での販売価格は3万2575ポンド(約441万円)からとなっている。
新型では、プラグインハイブリッド仕様の「P300e」の設定がニュース。P300eのパワートレインは、200ps/280Nmを発揮する1.5L直列3気筒ターボエンジンに109ps/260Nmを発する電気モーターを組み合わせてシステム総合で309psを発揮。トランスミッションは8速ATで、駆動方式は前輪をエンジンで、後輪をモーターで駆動するAWDだ。
このパワートレインを原動力に、6.5秒の0-100km/h加速をマークする一方、エネルギー容量15kWhのリチウムイオンバッテリーの搭載により55kmのEV走行距離を実現する。ハイブリッドモードでの燃費は50km/Lと発表された。
このほか、ガソリン仕様とディーゼル仕様それぞれに複数のパワーユニットを設定するが、そのほとんどは48V電気システムによるマイルドハイブリッドとなる。上記のプラグインハイブリッド仕様を除くパワートレインのラインアップは以下のとおり。
●ガソリン仕様
・1.5L直列3気筒ターボ(160ps)/8速AT/FF(※)
・2L直列4気筒ターボ(200ps)/9速AT/AWD(※)
・2L直列4気筒ターボ(249ps)/9速AT/AWD(※)
・2L直列4気筒ターボ(300ps)/9速AT/AWD(※)
●ディーゼル仕様
・2L直列4気筒ターボ(163ps)/6速MT/FF
・2L直列4気筒ターボ(163ps)/9速AT/AWD(※)
・2L直列4気筒ターボ(204ps)/9速MT/AWD(※)
※印付きはマイルドハイブリッド仕様
内外装にも手が加えられた。エクステリアでは開口部を拡大したフロントバンパーをはじめ、ダイヤモンドパターンを採用したフロントグリル、サイドフェンダーベント、そしてヘッドライトのデザインを刷新。従来モデルよりスポーティで洗練されたイメージが追求されている。LEDヘッドライトは「ダブルJ」デイタイムランニングライトが組み込まれたほか、周囲の状況に合わせてハイビームに自動で切り替えるアダプティブドライビングビーム機能が採用された。
リヤビューでは、水平基調デザインのコンビネーションランプや、メッシュインサートを備えたバンパーが新型を主張。よりダイナミックなルックスを演出する、ブラックエクステリアパックが選択可能だ。
高級感や接続性の向上、洗練性を追求したインテリアでは、11.4インチの曲面タッチスクリーンを組み合わせる新しいインフォテイメントシステム「Pivi Pro」のほか、新デザインのシフトセレクターを採用。ピュアEVの「Iペイス」のデザインに影響を受けた、金属製シフトパドルを備えるステアリングホイールのデザインも新しい。