いかにも老舗BMWチューナーのスタディらしい技術とセンスで仕上げられたM2コンペ“カブリオレ”に、ボルクレーシングG16がマッチする。
ノンストレスラインで滑らかに繋がる16 本のストレートスポーク
「M2にカブリオレがあったら欲しい!」
大人の遊び心を感じさせるコーディネイト/日本未導入のM240iカブリオレをベースに製作したというスタディ独自のM2コンペティション・カブリオレ。KWバージョン4で足まわりをセッティングした上で、19インチのボルクレーシングG16が投入された。
というスタディ代表、鈴木(BOB)康昭氏の単純明快な思いつきで始まったのが今回の個体だ。決して屋根をぶった切ったわけではなくて、日本未導入のM240iカブリオレをベースに、Mパフォーマンス製のフェンダーやボンネットなど各種ボディパーツを巧く取り入れたもの。内外装のコーディネイトは明るく爽やかなイメージで、センスあふれるものに仕上がった。
カラーはダイヤモンドカット加工を施した上でブラッククリアをペイントした特殊なブラッククリア/カット(BC/C)。センターキャップのほか、リム部にもブランドロゴがさりげなく刻まれる。
エクステリアはMパフォーマンスで統一しながらも、ただひとつ取り入れられたアフターパーツが足もとにあった。ボルクレーシングのG16だ。Gシリーズにはグラジュエーター(卒業者)という意味がある。その昔、TE37を履かせたチューニングカーで元気に走り回っていた層に対する次なる一手として誕生した、大人のスポーツホイールだ。そこにはTE37を筆頭とするボルクレーシングならではの“性能”も内包されている。BMWの酸いも甘いも噛みわけた鈴木氏にとってはピッタリだった。
中でもG16は、いかにもBMWとの親和性が高そうなメッシュデザインを持つ。ただしレイズはこれを単なるメッシュとは捉えていない。16本のストレートスポークを組み合わせたもので、隣り合うスポークを滑らかに繋ぎ止めたもの。だからこそG16という名前であり、8交点メッシュデザインはあくまで結果論である。
8本のストレートスポークを交互に重ねた結果としての16本スポークを持つ。応力分散を考慮した結果として、スポーク間は滑らかなノンストレスラインで繋がる。縦断面も極限まで軽量化される。
スポークは極限まで薄く取られているが、縦断面寸法やノンストレスラインによって強度や剛性を担う。その上でえぐり取られたかのような縦断面形状が色気を醸し出す。今回の “M2カブリオレ” にはドンピシャだ。このように自由な発想で大人っぽくBMWをコーディネイトするのなら、Gシリーズにはあらゆる回答が用意されている。そしてそのどれもが、BMWらしい走りの性能をきっちりと受け止めてくれる。
G16 BC/C BMW 2シリーズ(F87)適合サイズ
F:9J×19+23(P.C.D112)FACE-4 ¥91,000+税
R:10J×19+34(P.C.D112)FACE-4 ¥93,000+税
お問い合わせ
レイズ 06-6787-0019 https://www.rayswheels.co.jp/