ベース車とは一層別モノに! 新型「BMW M3/M4」がワールドプレミア

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新開発の3L直6ツインターボを搭載。標準で480ps/550Nm、上級のコンペティションでは510ps/650Nmを発揮

9月23日、BMWは3シリーズ・セダンおよび4シリーズ・クーペのトップパフォーマンスモデル「BMW M3セダン」、「BMW M4クーペ」を発表した。欧州では2021年の3月から市場に導入される予定だ。

新型M3セダンおよびM4クーペには、いずれも新開発の3L直列6気筒ツインターボエンジンを採用。6速MTを組み合わせる標準モデルは480ps/550Nmを発揮し、0-100km/h加速を4.2秒でこなす。一方、8速スポーツAT(Mステップトロニック)を搭載する上級の「コンペティション」の場合はエンジンスペックが510ps/650Nmに引き上げられ、3.9秒の0-100km/h加速タイムを実現する。

走行モードではM8シリーズなどと同様に「Mモード」ボタンを設置。「ロード」、「スポーツ」、そして「トラック」の3モードから走行シーンや好みに合わせて選択可能。トラックモードでは、文字どおりサーキットトラックで最大限のパフォーマンスを引き出すことができる。

駆動方式はいずれもFRだが、2021年の夏以降に「M xDrive」を搭載する4輪駆動版が追加される予定。Mアクティブディファレンシャルを備えるM xDrive仕様では「4WD」、「4WDスポーツ」、「2WD」の3つのモードが設定される。2WDモードはピュアな後輪駆動走行が可能だ。

大型キドニーグリルを採用したフロントマスクの採用も新型の特徴。フロントエンドのデザインはM3とM4共通だ。ボンネットフードの先端はキドニーグリルの位置に合わせたエアアウトレットが設けられ、高水準のパフォーマンスが体現されている。外観ではそのほか2本のエアロフィンを備えたCFRP製ルーフや、4本出しのエキゾーストフィニッシャーを組み込んだリヤディフューザー、テールエンドスポイラーといったアイテムが採用され、新世代Mモデルと呼ぶにふさわしいスポーティネスが与えられている。

タイヤサイズは標準、コンペティション共通でフロントが275/40ZR18、リヤが285/35ZR19。後に追加設定されるコンペティションモデルのM xDrive仕様はフロントが19、リヤが20インチとなる。

インテリアの基本デザインは3シリーズ・セダン/4シリーズ・クーペを踏襲しているものの、Mモデル独自のディスプレイデザインを採用しているほか、新開発のMスポーツシートやファイングレイン・メリノレザートリムを採用するなど、Mモデルならではの仕立てとなる。

なお、新型では「Mレーストラックパッケージ」をオプション設定しており、MカーボンセラミックブレーキやMライトアロイホイール、Mカーボンバケットシートが装備可能。その場合は車重が25kg軽量化される(標準の車両重量はM3セダンが1705kg、M3コンペティション・セダンが1730kg、M4クーペが1700kg、M4コンペティション・クーペが1725kg)となる。

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