【嶋田智之の月刊イタフラ】マセラティがいよいよ超アクティブだぞ!!

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トロフェオ兄弟やらハイブリッドやら……

9月にミッドシップスーパースポーツカーを発表すると公言してるマセラティ。それを前に、あれこれ動きが活発になってきました。

その中で最も僕達の気を惹くのは、これまでレヴァンテにだけ用意されていた“トロフェオ”が、ギブリとクアトロポルテにも設定されたことでしょう。

搭載されるエンジンは、3.8L V8ツインターボ。はじめてギブリにもV8が搭載されることになったわけですね。パワーとトルクは車重面で不利なレヴァンテのみ590ps/6250rpmに730Nm/2500-5000rpm。クアトロポルテとギブリは共通で、580ps/6750rpmに730Nm/2250-5250rpmと、10ps低いながらもより回すのが楽しめそうな数値。

0→100km/h加速はAWDのレヴァンテが最も速い3.9秒。後輪駆動のギブリとクアトロポルテがそれぞれ4.3秒と4.5秒。最高速度はギブリとクアトロポルテが326km/hでレヴァンテが304km/h。後輪駆動組ではギブリにのみ機械式LSDがつくことを考えると、最も活きがいいのはギブリかも。ちなみにレヴァンテ同様、後輪駆動2モデルにも統合車両制御システムが備わってますから、ご安心を。

ギブリに関してはもうひとつ。マセラティ史上初のハイブリッドモデルが追加されてます。
ボア×ストロークが一緒だから内燃機関の部分はアルファ・ジュリア用をヒントにしたのかな? 基礎は2Lの4気筒ターボで、48Vマイルドハイブリッド・システムを組み合わせることによって、330ps/5750rpmと450Nm/1500-4000rpmを稼ぎ出してます。0→100km/h加速が5.7秒、最高速度は255km/hですから、マセラティを名乗るのに全く遜色のないレベルにあるんだと思います。肝心のエンジンサウンドも、増幅噐なしでマセらしい音を創り出してるそうな。これまた上陸が楽しみですよね。
残るはMC20の発表! はやく紹介できるといいなー。

ルボラン2020年10月号より転載

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