国内自動車メーカー、フェイスシールドの量産を強化

田畑修
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高精度樹脂部品の製造技術で各社、フェイスシールドを生産

新型コロナウイルス流行のなか、医療現場では飛沫を防ぐフェイスシールドが欠かせない。さらに医療現場だけでなく流通サービス業や理美容業などでも使われるようになり、そのニーズはマスク並みに高まっている。だが、従来は限られたところでしか使われなかったものだけに生産量がなかなか需要に追いつかず、常に品薄状態にあるのも事実だ。

トヨタは「ココロハコブプロジェクト」の一環として医療用フェイスシールドを生産

そんな状況を見た内外の自動車メーカーは早くから3Dプリンターなどを使ってフェイスシールド製作を始めていたが、ここにきて量産を強化。トヨタ自動車は4月末時点で月産4万個レベルでの生産を開始し、日産も3Dプリンターで製作。ホンダも栃木工場での生産に加え、5月下旬からは米国ホンダでも3Dプリンターで生産を始めている。マツダやスバルもサプライヤーや協力工場との連携で生産を始めており、三菱自動車も各地の工場で生産と提供を開始している。

ホンダ製医療用フェイスシールド

精度の高い樹脂部品の製造ノウハウを持つ自動車メーカーやサプライヤーは、高品質のフェイスシールド生産は得意分野でもある。金型を使って量産を進める企業も出てきており、より機能と使い勝手を高めることでマスクに代わる防疫アイテムとして多方面で使われていく可能性も高い。使い心地がよく疲れない、暑い夏でも熱気のこもらない、デザイン性も優れたさまざまなフェイスシールドが世に出てくることを期待しよう。

 

ルボラン2020年8月号より転載

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