クーペ風SUVに大変身した新型「シトロエンC4」続報!

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ガソリンやディーゼル仕様に加えてピュアEV仕様「ë-C4」を設定

6月30日、グループPSAは新型「シトロエンC4」を発表した。新型C4の発表は6月16日に予告され、すでに概要が明かされていたが、このたび正式発表となった。

従来型のオーソドックスなコンパクトハッチバックボディから一転、クーペ風SUVに生まれ変わった新型は、新世代シトロエン・デザインを採用。ボディサイズは全長4360×全幅1800×全高1525mmで、ホイールベースは2670mm。最低地上高は156mmが確保された。

クーペSUVスタイルとなったものの、居住性は良好だ。2670mmのホイールベースを生かし、後席のニースペースはクラス最高水準の198mmを確保したほか、肩まわりのスペースは1380mm、肘まわりのスペースは1440mm確保され、全幅1800mmサイズのボディながら大人でも十分くつろげる空間が確保されている。

荷室スペースも十分といえるレベルで、荷室容量は後席使用時で380L、分割可倒式リヤシートを倒した際の最大時は1250Lに拡げられる。

新型にはガソリン、ディーゼルのエンジン仕様に加えて、ピュアEVの「ë-C4」を設定。136ps/260Nmを発するモーターと50kWhのリチウムイオンバッテリーが搭載され、WLTPサイクルで350kmの航続距離と、150km/hの最高速を実現。0-100km/h加速タイムは9.7秒と発表された。

ガソリン車は100/136/155psの3種類の「ピュアテック」、ディーゼル車は110/130psの「BluHDi」を設定。トランスミッションは6速MTまたは8速ATを組み合わせる。

走りの面では「シトロエン・アドバンスド・コンフォート・プログラム」として、プログレッシブ油圧クッション付きのサスペンションシステムや、アドバンスド・コンフォートシートの採用により、滑らかなドライブフィールやさらなる快適性が追求されている。

エクステリアデザインは、個性的なキャラクターと同時に空力にも配慮されたもので、この新型C4シリーズでシトロエンの新しいスタイルが表現されている。V字型のシグネチャーライティングを取り入れたフロントマスクも新鮮な雰囲気を際立たせている。

インテリアはモダンで洗練されており、横基調のダッシュパネルによってワイド感を強調。凝ったディテールが随所に見られる点はシトロエンらしい独創性を感じさせる。センターコンソールにはシフトセレクターや走行モード切り替えスイッチを集約。ピュアEV仕様の「ë-C4」に採用するシフトレバーにはギョーシェ加工が施されるなど、エレガントな雰囲気を高める仕上げも見られる。

センターパネル上部には10インチのタッチスクリーンが配置され、フルHDのデジタルメーターや大型カラーヘッドアップディスプレイとともに新世代モデルを主張する。

インパネの助手席側には「スマートパッドサポート・シトロエン」と呼ぶタブレット端末が安全に固定できる世界初の格納式サポートシステムを採用するなど、新しいギミックも採り入れられた。

そのほか、C5エアクロスSUVと同等となる20以上の運転支援機能や、コネクティッド技術といった先進装備が惜しみなく導入されている。

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