東京都が高齢者ドライブモニターを募集

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AI付きドライブモニターを装着し、運転行動をチェック。データ解析で事故を削減

高齢運転者の事故が増加傾向にあることを受けて、東京都が高齢者のドライブモニターを募集している。自分のクルマに画像認識機構のあるAI(人口知能)付きドライブレコーダーを取り付けて、運転中の動きなどをチェックするもので、データや画像が本人や家族のスマートフォンやタブレットPCに送られるほか、専門機関で分析され、今後の交通事故防止対策に活用していく考えだ。

モニター募集は2020年6月15日まで行われており、自家用車を所有する都内居住の65歳以上でおおむね週3回以上自分のクルマを運転し、スマートフォンまたはタブレットPCを持っているという条件に合致する人が対象。ドライブレコーダーの貸与と装着、モニタリングに関する費用はもちろん無料だが、自分のクルマに設置するときと説明会に参加するための往復費用は自己負担となる。モニタリング期間は3カ月間で途中辞退は不可となっている。
期間中は運転行動がすべてモニターされ、その状況が家族のスマートフォンに送られることもあり、いわば監視下に置かれることになるが、自分の運転が果たして安全なのか、一度確認しておきたいという人には打ってつけともいえる。最新のAI付きドライブレコーダーの性能を知ることもできるだろうし、その方面に興味がある人にもお勧めかもしれない。こうした高齢運転者対策が今後、東京以外にも拡がっていくことになるのか、今後の動きを見守りたい。

ルボラン2020年7月号より転載

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