「ホムラ・ヒューガ HP10」細部に画期的な製法を含ませたホムラ流のスポーツホイール【ホイールカタログ2020春】

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「2×5」「2×7」というようなクロススポークを持つホムラに対して、新たに登場したHYUGAシリーズは、潔いストレートスポークを持ちホムラ流の大人っぽいスポーツホイール路線を提案する。その代表にして3シリーズと調和するHYUGA HP10を取り上げる。

エレガントでスポーティ最先端鋳造で挑んだ新機軸

燃え立つような焔(ほむら)を感じさせる鋳造ホイールブランドがレイズにはある。HOMURA(ホムラ)と括られるこのブランドの一連のラインナップは、レイズがこれまでレーシングを含むホイール製作で培った技術を用い、様々な車種カテゴリー、カスタムジャンル、ライフスタイルにまで焦点を当てたホイールを送り出す。

ドルトが製作したG31型330iツーリング。ビルシュタインB14キットのほか、arcのタワーバーなどで足まわりを構築。そこにHYUGAHP10の20インチが自然と調和する。

その燃え立つ情熱を、今、最も色濃く感じさせるのが、ブランドとして初めてスポーツホイール路線へど直球勝負をかけたHYUGA(ヒューガ)である。それが何本であっても、隣り合うスポークを交わらせたクロススポークをひとつの個性としてきたホムラにとって、新たな挑戦を感じさせるストレートスポークを持つ。10本スポークを持つ今回のHP10に加え、より骨太い印象で7本としたHP7も用意されている。

ストレートな10本スポークで構成されるHP10。ボルトホールにあるサークル状の落とし込みなど実にスポーティな雰囲気。スポークを見ていくと抑揚をもたらす折れ目がつけられ、また駄肉カットを施したサイド面に陰影がうまれ、スポーク正面は引き締まり、サイド面には力強い奥行きを与える。

サークル状に落とし込まれたボルトホールやストレートスポークのサイドに設けられた駄肉カットは、いかにもスポーツホイールといった風情だ。しかし、角度によって様々な表情を訴えかけるスポークの折れ目や、切削加工により刻まれたロゴの数々など、そのディテールは凝りに凝っている。

HP10は、Dセグメントのスポーツ系車種に向けた19、20インチ設定となる。スポーツとエレガントとを同居させたかのようなHP10は、スポーツマインドをくすぐりながら、プレミアム性も兼ね備える3シリーズとの親和性が高い。例えば、創業から31年以上も輸入車カスタムと向き合ってきたドルトが製作したG21型3シリーズ・ツーリング(BMW330i)。ビルシュタインB14キットで適正化させた車高に、HP10の20インチがギチっと収まっている。スポーツムードを高めて“駆けぬける歓び”を際立たせつつ、ツーリングらしい実用性とエレガントさも兼ね備える、相性抜群のコンビネーションだと思う。

さらにHP10を含むHYUGAシリーズは、ホムラにとって初となるRCFスピニングリバース工法が採用された。“RCF”とはレイズ・キャストフローフォーミングの略。リム成型時にスピニング製法を取り入れて鍛流線に似た内部組織を作る手法で、今回はさらにリバースリム設計を組み合わせた。タイヤを組み込む際のドロップをインナーリム側に置くことで、インナー側の剛性を高める狙いだ。コーナリング時などホイールにかかる強大な力を前に、できるだけ形状変化を抑える。そうすればタイヤの接地面積を一定に保てるし、ドライバーに訴えかける剛性感も高まる。かねてよりレイズが注目してきたキャンバー剛性理論から生まれた設計だ。

こうした考え方や技術を体得できたのは、常にJWLなどの安全技術基準をはるかに超える独自試験を課してきたからこそでもある。あらゆる製法と技術を持って、その上に成り立つ幾多もの世界観を取り揃える。HP10を含むHYUGAシリーズは、レイズの“幅の広さ”を特に感じさせる。

【DATA】HOMURA・HYUGA HP10/ホムラ・ヒューガ HP10
■サイズ/価格=19インチ×8.0〜9.0J/53,000〜58,000円、20インチ×8.5〜9.5J/59,000〜64,000円
■カラー=マットスーパーダークガンメタ(APJ)、シャイニングシルバー(LNJ)
■対応車種=メルセデス・ベンツ、BMW、アウディ、VW、レクサス、その他国産車等

お問い合わせ
レイズ 06-6787-0019 https://www.rayswheels.co.jp/

取材協力
dort 0586-76-9599 http://www.dort.jp/

フォト=宮越孝政/T.Miyakoshi ルボラン2020年6月号別冊付録より転載

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