グッドイヤーの新商品「エフィシェントグリップエコEG02」は、経済性と快適性を両立したスタンダードなエコタイヤだ。優れたロングライフ性能に、低燃費性能を備えているという。
数多くの新技術を採用しトータルバランスも向上
実は、同サイズでも装着タイヤにより燃費は変わる。そのため、燃費の改善が期待できるエコタイヤを各メーカーが投入。グッドイヤーは、エフィシェントグリップ(以下Eグリップ)を展開する。特徴的なのは、Eグリップにパフォーマンス、コンフォート、エコの3シリーズをラインナップしていることだ。低燃費を基本としつつ、走りや快適性、よりエコを重視したシリーズの選択が可能となる。
新開発のEG02は現行のEG01と比べ燃費の向上はもちろん操縦安定性の高さと静粛性や乗り心地の改善も実現している。特にロングライフ性能が優れているだけにタイヤの寿命が長くなりまさにエコなタイヤといえる。
そうした中で、エコを重視したEグリップがEG01からEG02に進化。EG02は、日本自動車タイヤ協会による業界自主基準のラベリング制度(AAAが最上でCまで)で転がり抵抗性能がサイズごとにA中心からAA中心となり燃費を改善している。さらに、タイヤ溝内の空気発散により起きるシャーっという感じのパターンノイズが4%低減し、ウェット路面でのハイドロプレーニングの発生を抑制するラテラルハイドロ性能も3%向上。特に、ロングライフ性能については8%という大幅な向上を実現している。
ロングライフ性能の獲得は、微細化したシリカの採用が効果を発揮。微細化により、シリカとそれを結合させコンパウンド(ゴム)と混ぜるポリマーが効率的にネットワークを形成できる。同時に、走行時の余計な発熱が抑えられ燃費の改善にも結びつくのだ。
写真はワイドサイズなのでトレッドパターンは縦並びのブロックが5列(5リブ)並ぶ。多くは4リブで5リブを含め接地圧の均一化などによりロングライフ性能を獲得。パターン横剛性も高くなり操縦安定性も向上。
なおかつ、トレッドパターンは縦並びのブロックを5リブから4リブ(幅広サイズは5リブ)に変更。5リブを含め溝を減らし接地面積を拡大することで接地圧を分散しつつ均一化し、優れたロングライフ性能を達成している。また、パターン横剛性も高くなりブロックの変形を抑えることで操縦安定性が向上。タイヤ構造や断面解除を最適化するクールクッションプロファイルも採用し、燃費だけではなく操縦性や乗り心地も改善している。
EG02は燃費の改善がより期待できるだけではなく、ロングライフ性能の向上によりタイヤ交換時期が伸びるのでまさにエコだ。そして、ウェット性能、操縦安定性、静粛性や乗り心地といった快適性も向上。燃費の改善と引き換えに犠牲を伴うことを抑制した、満足度が高いトータルバランスが実現可能なタイヤとして見逃せない。
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