セダンに続き「メルセデス・ベンツEクラス」のクーペ&カブリオレがアップデート!

全ての画像を見る

静電容量式タッチセンサーを内蔵した「インテリジェントステアリングホイール」を採用し、ハンズオフ機能が進化

5月27日、ダイムラーは改良を受けた新型「メルセデス・ベンツEクラス・クーペ/カブリオレ」を発表した。

新型のスタイリングは、今年3月に発表された新型Eクラス・セダン/ステーションワゴンと同様に、新世代デザイン言語が用いられた。フロントマスクでは「Aシェイプ」形状のフロントグリルが、リヤビューでは水平基調のシャープな2ピースのコンビネーションランプといったディテールが新型を感じさせる。

インテリアでは新デザインの「インテリジェントステアリングホイール」が目をひく。このステアリングホイールには静電容量式のタッチセンサーが組み込まれたハンズオフ機能を採用。従来はドライバーのステアリング操作を検知していたが、新型では内蔵されたセンサーによってドライバーがステアリングを握っているか否かを判別するのが新しい。

ドライバーが一定時間以上ステアリングホイールから手を離していることが検知されると警告が発せられ、ドライバーがそれに対してアクションを起こさないと、最終的には自動でブレーキが作動する。センターパッドの両側に配置されるタッチコントロールボタンは、スマートフォンなどと同様にタッチ操作することが可能だ。

インパネにはふたつの10.25インチディスプレイが並べられ、人工知能(AI)によって学習機能が備わる最新世代の対話型インフォテイメントシステム「MBUX(メルセデス・ベンツ・ユーザー・エクスペリエンス)」を採用。特定の地域の天気予報を読み上げてくれたり、スキー場の天気予報ではその地の積雪量や稼働中のリフト数などの情報も提供してくれるなど、より幅広い情報提供に対応している。なお、インパネのディスプレイは、オプションで12.3インチ(×2)に拡大すること可能だ。

キャビンではまた、「エナジャイジング・コーチ」を新機能として採用。音楽やアンビエントライト、シートのマッサージ機能をネットワーク化し、乗員のストレスレベルや気分に合わせたプログラムを提供。これにより、リラックスして過ごすことが可能になる。

パワーユニットは2L直列気筒ターボまたは3L直列6気筒ターボのガソリンとディーゼルを設定。いずれのパワーユニットにも4輪駆動仕様の「4 MATIC」を設定(6気筒車は4 MATICのみ)。ガソリンエンジンには14ps/150Nmまたは22ps/250Nmを発する電装システム「EQブースト」を組み合わせたマイルド仕様となる。トランスミッションは全機種が9速AT(9Gトロニック)を組み合わせる。

高性能版のメルセデスAMG仕様は、435ps/520Nmを発する3L直列6気筒ターボに、22ps/250Nmの電装システム「EQブースト」を組み合わせた「AMG 53 4 MATIC+」を、クーペとカブリオレのようボディに設定。0-100km/h加速タイムはクーペが4.4秒、カブリオレが4.6秒をマークする。

なお、メルセデス・ベンツが運営するデジタルメディア「Mercedes me media」では、この新型「Eクラス・クーペ/カブリオレ」が、欧州現地時間の5月27日14時(日本時間5月27日21時)からデジタルワールドプレミアされた。

注目の記事

「ル・ボランCARSMEET」 公式SNS
フォローして最新情報をゲット!