ランボルギーニがAR技術を駆使して「ウラカンEVO RWDスパイダー」を発表!

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後輪駆動でピュアなスポーツドライビングを楽しめるウラカンEVO RWDにオープンエアの魅力をプラス

5月7日、アウトモビリ・ランボルギーニはウラカンEVOのラインアップに後輪駆動のオープンモデル「ウラカンEVO RWDスパイダー」を設定したことを発表した。日本市場での予定販売価格は26,539,635円(税抜)で、カスタマーへのデリバリーは夏頃からタートする予定だ。

ウラカンEVO RWDスパイダーは、クーペのウラカンRWDと同様に610ps/560Nmを発揮する5.2L V型10気筒自然吸気エンジンと7速DCT(LDF)を搭載。後輪駆動によってピュアなスポーツドライビングが楽しめるのはクーペと変わらないが、そこにオープンエアの魅力がプラスされているのが特徴だ。

0-100km/h加速タイムは3.5秒、0-200km/h加速は9.6秒、そして324km/hの最高速をマークする。ちなみにクーペの「ウラカンEVO RWD」はそれぞれ3.3秒、9.3秒、325km/h。

四輪駆動モデルのウラカンRWDスパイダーと同様にルーフにはソフトトップが採用され、車速50km/hまでなら走行中でも開閉操作が可能だ。ルーフは17秒以下でリヤフード下に収まる。キャビン後方にはウインドーが備わり、ソフトトップの状態を問わずに開閉が可能。これによって、クローズド時でもV10エンジンのサウンドをダイレクトに味わうことができるのは、ウラカンEVOのスパイダーモデルに共通する魅力のひとつ。

ステアリングホイールに備わる「ANIMA」ボタンで切り替えられる走行モードは、「ストラーダ」、「スポーツ」、「コルサ」の3モード。スポーツモード時はドリフトを許容するアグレッシブな走りを可能にし、コルサモードではコーナリングでのトラクションや敏捷性を最適化させ、ダイナミクスとスピードが最大化される。

ルーフを除けば内外装の基本的な仕立てはクーペモデルのウラカンEVO RWDと共通で、キャビンのセンターパネルには縦型の8.4インチスクリーンを組み合わせた最新のインフォテインメントシステムを搭載。この画面で車両の各種設定や通話、インターネットへのアクセスなどが可能。さらに Apple CarPlayにも対応している。

多彩なパーソナライゼーションプログラムが用意されているのは、他のランボルギーニ車同様で、カスタマーは好みの素材やカラーを選ぶことができる。このモデルのようなスパイダーでは、ソフトトップのカラーが複数用意されているほか、ボディカラーとインテリアトリムカラーの組み合わせは事実上無制限だ。

このたびの発表にあたり、同社はAR(拡張現実)を用いたオンラインでの発表会を開催。これは現在世界的に陥っている新型コロナウイルス危機に対応したもの。Appleの「AR Quick Look」の使用により、iPhone(6以降)やiPad(第5世代以降)といったApple製端末で見ることが可能。この手法は自動車業界初の試みで、同社のステファノ・ドメニカリCEOは「コミュニケーションの新しい形を追求するイノベーションを打ち出しています」とコメントしている。

なお、公式サイトの専用ページに表示されているQRコードをスマートフォンなどで読み取ると、自宅のリビングやガレージなど、スマートフォンの外側カメラを向けた場所で、ウラカンEVO RWDスパイダーのバーチャル体験ができる。

ウラカンEVO RWDスパイダーの登場により、ウラカンEVOシリーズは、四輪駆動モデルと後輪駆動モデルそれぞれのクーペ&スパイダーが出揃った。こうなると、先々代にあたるガヤルドや先代ウラカンで「スーパーレジェーラ」が登場したように、今後さらにパフォーマンスを追求したモデルが登場するのかという点にも期待が高まる。

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