その名は「マスタング・コブラジェット1400」、フォードがピュアEVのドラッグレーサーを開発

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0-400mを8秒台前半でこなし、最高速は274km/h以上に

4月23日、フォードのレーシング部門であるフォードパフォーマンスは、マスタングをベースにしたピュアEVのドラッグレーサー「マスタング・コブラジェット1400」のプロトタイプを発表した。

この新型EVマシンは1960年代後半に登場したオリジナルのドラッグレースマシン「マスタング428コブラジェット」へのオマージュを表したもので、最高出力1400ps以上、最大トルク1491Nm以上を発揮するモーターを搭載。同社では、最高速は170マイル(約274km/h)を超え、0-400m加速タイムは8秒台前半をマークすることになると予測している。

フォードパフォーマンスはこのマシンによって、最も要求の厳しいレース環境のひとつであるドラッグレースにおいて電動パワートレインによる機能を実証する。

フォードでは先般、クーペSUVスタイルを採用した新型の市販ピュアEV「マスタング・マッハE」を発表しているが、コブラジェット1400はそれに続くフォードのEV戦略をさらに推進させるための一例であるという。今後は、今年後半からスタートする予定のドラッグレースイベントでテストを重ねていく。

なお、このマシンの開発にあたっては複数のサプライヤーの協力を得ている。ボディの架装やデザイン、チューニングなどは「MLeレースカーズ」が、シャシーのサポートや開発、ロールケージの製作では「ワトソン・エンジニアリング」、ソフトウエアやモーターのキャリブレーションなどは「AEM EV」が、そしてインバーターやモーター供給に関しては「カスカディア」のサポートを受けている。

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