【地方モーターショー探検】愛媛輸入車ショウで素敵なご当地アイドルと鯛めしに出会った

2020/04/19 09:00

過去のイベントリポートに書いたように、地方の輸入車ショウのいろいろな面白さに目覚めた私。今年も行けるだけ行こうと思いカレンダーとにらめっこし、広島、大分、愛媛輸入車ショウ三都物語を楽しむことに。2週連続3カ所の“モーターショーはしご”を決行いたしました。
さて今年はどんな出会いがあったのでしょうか。みなさんの今後の参考になれば幸いです。
第三弾は2020年2月8日(土)~9日(日)松山市アイテムえひめ 大・小展示場・FAZプラザで開催された愛媛輸入車ショウ2020です。

亜塩素酸ナトリウムが含まれたものは機内持ち込み不可です

松山へは飛行機で行ったのですが、一度離れたタラップがまた戻り、出発が40分遅れるというトラブルが起きました。「機内持ち込みも預け荷物にもできないものが発見されました」という理由で。
参考までにとそれは何ですかと訊くと、このご時世誰でも普通に持っていそうな消毒液が危険物質に該当したとのこと。帰って調べたら亜塩素酸ナトリウムや次亜塩素酸ナトリウムがそれなのですが、それは誰でも知っている商品名の消毒液に含まれているもの。気を付けねば。

カールおじさんの故郷でみかんがお出迎え

カールは唯一の生産工場がここ松山にあることを初めて知りました。
またそれを教えてくれた看板の下の売店にみかんジュースが出る蛇口を見つけました。さすがみかん王国。思わずそのままひねって水筒に注ぎたくなりましたが有料でした。空港にはお遍路さん用更衣室が用意されているところが四国っぽい。
ここでまず乗り放題チケットを買っておくことをおすすめします。市内のバスは高いし、交通系ICカードが使えないので。

ワンメイクレース仕様のランボルギーニ・ウラカンが

会場は空港から10分圏内にあります。
ランボルギーニ、フェラーリ、アストンマーティン、ロールス・ロイス、ベントレーなど、県内外28ディーラー29ブランドから約110台の最新輸入車が出展しているとのこと。いい感じの規模の予感です。


会場に入るとまず目に付いたのは特別展示である、ランボルギーニのワンメイクレースで使われるウラカン・スーパートロフェオのレース未使用の稀少モデル。いいですね。ランボルギーニ好きには嬉しい。
そしてメルセデス・ベンツGクラスの3グレードが並んでいました。揃って見られることはなかなかない貴重な展示です。比較もしやすいので、実践的なショウを見に来る人には嬉しい。


メルセデスと言えば、AMGモデルの展示が充実していました。
愛媛県は、経済成長四国一が自慢だし、街中にも輸入車がけっこう目立つし(でも高松の方が台数は多いそうですが)のでいい商売ができるのかもしれません。
ブースでそのあたりのことをぶつけてみると、
「それもありますが、売るモデルをAMG仕様やAMGにシフトしていくようにとのベンツの指導もあるのです。明日以降試乗会も行うのですが、展示車も含めてAMG系モデルはメルセデス・ベンツ日本からの借り物なんです」
とのこと。なるほど。それは正しい商売です。

その他、フェラーリは広島と同じ展示だったこと、ベントレーにはコンチネンタルGTコンバーチブルがあったこと。やはりベントレーは色が素晴らしい。あれこれ想像や妄想を巡らせながらいつまでも見ていられます。
色と言えばアウディもいい色を揃えていました。やはり輸入車は色です。

中古でももはや高すぎて買えない964ターボが!

愛媛での予想外の出会いはこの964ターボでした。
正式にはポルシェ911ターボリミテッド。限定車として発売されたこの3.3Lターボはノーマルターボの320psに対して355psとパワーアップされ、LSD、豪華なインテリアなど特別仕様が装備されています。1992年式のこの個体はこのポルシェセンターで販売されずっと四国にあり、ナンバープレートも新車当時のままだとのこと。


横にいたセールス氏に頼めば座らせてもらえたのですが、ドアを開閉するときの「カキン!」とい音はやはりいい。新車時代を知る世代は「あーこれこれ、ポルシェはやっぱりこの音や」と言って懐かしむし、知らない世代は「へーこんなんやったんや」と感心しているし。だから何?と思っているのかどうかはわかりませんが、世代間で異なる反応がおもしろい。

新車時2250万円だったこのターボリミテッド。空冷相場が高騰している現在いくらなのか? ドキドキしましたが残念ながら非売品とのこと。
このポルシェセンター高松のショールームには現社長のこだわりが込められていて、懐かしいアイテムなども展示されているそうです。興味が湧いてきたので次は行ってみようと思います。

ご当地アイドルのトークショーも

ジャガー・ランドローバー愛媛のブースでは、アンバサダーでありFM愛媛で”奥村真友里のImport Car LOVE”でパーソナリティも務める奥村真友里さんのトークショーと新車紹介をやっていました。

岡本真依さん、奥村真友里さん、谷尾桜子さん(元ひめキュンフルーツ缶)の3人でトライシグナルというバンドを組んでライブ活動もしているらしく、ツーショット写真権付きCD販売もやっていたので思わず買ってしまいました。縁起物だし。興味のある方はこちらまで。
https://www.trisignal-official.com/
こういう出会いもあるからショー巡りはやめられません。

みかんサンドを比較試食

愛媛と言えばみかん王国。
愛媛と言えばポンジュース。
愛媛と言えば”愛媛のいよかんいい予感♪”
愛媛に関する知識と言えばそんなものでした。
ただ、松山生まれインドネシアと松山育ちの友人によると、「いよかん?古い古い。愛媛の人たちはいよかんなんか食べんで、掃いて捨てるけん。今は紅まどんなやらせとかやら甘くておいしいみかんがいっぱいある」と、言っていましたが。

その紅まどんなやかんぺいを使ったサンドイッチを売ってるキッチンカーがあったので試してみました。おいしい!クリームサンドにすると違いはわからないかなと思いましたがそんなことありません。品種の違いもちゃんとわかるし。
マスターに友人が言っていたことを訊いてみたところ、「そんなことありませんよ。おいしいいよかんもたくさんあります。その方は愛媛のことご存じないのでは?」と言われました。地元だから知っているとは限らないか。

松山も路面電車王国

輸入車ショーが開催されている街には路面電車が多いですね。富山、岡山、広島、そしてこの松山。優雅で豊かな街と路面電車には何か相関関係があるのかな?

さすが”なっちゃん先生”を生んだ俳句の国です。電車内にも俳句投稿箱が設置してあります。

いただけないのは、伊予鉄グループ全ての車両が同じオレンジ色に統一されてしまっていてかなり気色悪い。ツートンカラーなどそれぞれの色の方が良かった。
愛媛はみかん、みかんと言えばオレンジ色、だから全部オレンジに統一するぞ!と、愛媛県出身の元役人の天下り社長が言い出したことだそうです。いかにもそんな人が考えそうな残念な施策ですね。と、松山在住の友人が言っていました。もっとも、住民の間でも賛否両論あるそうですが。

二種類ある鯛めし

「鯛めしには南予式と中予式の二種類がありますよ。南予式なら宇和島発祥のかどやがおすすめです」
と、ブースでいろいろ聞いたメルセデス・ベンツ愛媛の担当者が教えてくれたので松山のシメはそこでと決め、残念な色になってしまった路面電車に乗り大街道電停前の店に向かいました。

私が知っている鯛めしは炊き込みご飯ですがそれは中予式らしい。
卵を落としただし汁に鯛の身、海藻、しその葉を入れて軽く混ぜてから暖かいご飯の上に盛り、だし汁を好みの量かけていただきます。せっかくなのでさつま汁も付けました。
その昔、海賊たちが火の使えない舟の上で酒盛りをしたときに、酒を飲んでいたお椀にメシを盛り、生の鯛の身を乗せてそのまま食べたのが始まりなのだそうで、宇和島だけに伝わる独特なものという。言い換えると、強盗が盗品を前に祝勝会をしていたときに思いついた料理ということですね。とんでもない極悪料理。
でもとてもおいしいですね。炊き込みの鯛めしになれた身には新鮮だし、確かに生の素材たちの香りがそれぞれするし。強盗たちのあれこれに思いを馳せながらいただく。旅情があります。申しわけないですが、おいしいとしか言いようがないので(笑)

おなかいっぱいになったころ、ちょうど時間になったので夜行高速バスに乗り次のイベントに向かいました。東京まで12時間の夜行旅。あっという間でした。

と、いうことで2020年輸入車ショウ三都物語はこれで終わりです。ショウリポートかプチ旅ガイドかわからくなりましたが、これこそが地方輸入車ショウの魅力ではないでしょうか。
クルマにも好きなモータージャーナリストやご当地アイドルにも近いし、いろんな乗り物に乗れるしおいしいものも食べられるし、様々な出会いと発見がある。輸入車もショウも旅の一コマ。
クルマ”も”見るプチ旅。いいと思います。

それではまた来年。そのころには気楽で自由に出歩ける世界になっていることを祈って。(取材・写真・文:大田中秀一)

いま、ローカルモーターショーが熱い!【その1】富山輸入車ショー
https://carsmeet.jp/2020/02/19/139862/

いま、ローカルモーターショーが熱い!【その2】岡山輸入車ショー
https://carsmeet.jp/2020/02/20/140430/

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