フォードは触らずにチェック? 独自のコロナウイルス感染対策を実施

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預かった車両をカスタマーに返却する前に消毒して安心感も提供

欧州フォードはこのほど、新型コロナウイルス感染拡大防止策の一環として、サービスファクトリーでの「ノータッチ」サービスを開始したことを発表した。

新型コロナウイルスの影響により、依然として多くの人々が自宅にとどまることを余儀なくされているなか、一部の人や企業、組織にとってはクルマでの外出が不可欠であり続けている。そこでフォードは「ノータッチ」サービスを開始、それらのドライバーを支援している。一部のフォードディーラーは公共の安全性に対する政府の懸念に対応すべく、現在一時的に閉鎖されているが、多くのサービスファクトリーはイタリアをはじめとする危機の影響が最も大きい国でも開いているのだ。

このサービスは、整備後にクルマを完全に消毒してからカスタマーに返却するもので、行わなれた作業はすべて録画する。これによりカスタマーは、クルマに付着しているかもしれないウイルスの不安を取り除くことが可能となる。

サービススタッフは使い捨ての手袋を着用し、作業に入る前にキーやインテリアを消毒。その後、ステアリングホイールやシフトノブ、シートなど乗員の触れる部分には使い捨てのプラスチックカバーをかけて作業に入る。作業終了後はカバーが外され、もう一度消毒してカスタマーに返却される。

これら一連の作業はすべて録画されるので、希望するカスタマーはスマートフォンやタブレット端末などで専用サイトにアクセスし、このビデオで作業内容が確認できる。

「ノータッチ」サービスはイタリアを皮切りに、ベルギー、チェコ、デンマーク、フィンランド、フランス、ドイツ、ギリシャ、ハンガリー、オランダ、ノルウェー、ポーランド、ポルトガル、スペイン、スウェーデン、英国へと広がり、現在、欧州諸国全域で導入されている。

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