無骨なイメージを強調するカスタマイズ&チューニング
かさ上げされたボディに大径サイズのマッドタイヤ、ビードロック調ホイール、そしてスチール製バンパーが「クロスカントリー仕様」を演出。スポーティー仕様が多かった先代のJB23とは一転、原点回帰とも言われるスクエアなボディデザインのJB64には、やはり無骨なイメージを強調するカスタマイズ&チューニングがお似合いだ。
これを手掛けたのはトライフォースカンパニー。「スイフト」や「コペン」などのサーキット競技で全国にその名を響かす名チューナーである。
ハイブリッドバンパー。スキッド性を持つブラケットはスチール製、メインバンパーは軽量アルミを採用。
サスペンションに関しては次ページで述べるとして、まず注目したいのはエンジンの吸気系チューニングメニューだ。R06Aエンジンに関しては、すでにアルトやハスラーでさまざまなノウハウを培っている。それを生かして「インテークキットK&N」、「ブローオフバルブアダプター付きスーパーファンネルスロットルチャンバー」、「インテークパイプセット」、「ブローオフバルブリターンキットHKS/SQV用」、「スーパーシーケンシャルブローオフバルブSQV Ⅳ」などのオリジナルパーツを駆使してファインチューン。
サスペンションはG-effectコイル2.50をベースとした、競技スペックを誇るコンプリートキットを装着。
リアコイルスプリングは不等ピッチでバネレートは4.1kg/mmの設定。路面に強いトラクションを掛ける。
コンピューターによる複雑な制御などなんのその。アクセルを踏み込むとスピーディにレスポンスして鋭い加速を発揮する。ノーマルとの差は歴然としており、誰もが感動するであろう。ついアクセルを踏み込みたくなるパフォーマンスを秘めている。
JB23の時に同社が新開発して爆発的にヒットしたスロットルチャンバーなどで吸気系を徹底強化。
オフロードを本気で攻めるならデフガードはぜひとも装着したいアイテムのひとつだ。
また同店は、JB23のコンピューター書き換えチューンをいち早く展開した実績を持つので、JB64に関しても期待せざるを得ない。もしそれが実現したら、さらに大幅なパワー&トルクアップが可能。まだ未定のことだが、今から楽しみだ!
タイヤはジオランダーM/T G003、ホイールはワーク クラッグT-GRABIC IIを装着。オフロードテイスト満載だ。