クーペとシューティングブレークそれぞれにラインアップ
メルセデス・ベンツ日本は、「CLA」および「CLAシューティングブレーク」にエントリーモデルの「CLA180」とハイパフォーマンスモデルの「メルセデスAMG CLA35 4MATIC(以下CLA35)」を設定。2月27日より、予約注文の受け付け開始した。ユーザーへの納車はCLAクーペ各モデルが3月、CLAシューティングブレーク各モデルは5月頃を予定している。
消費税込みの車両本体価格は、「CLA180」が4,460,000円で「CLA35 4MATIC」が6,850,000円。「CLA180シューティングブレーク」は4,570,000円、「CLA35 4MATICシューティングブレーク」が6,950,000円となっている。
新型CLAは、「官能的純粋」というデザインの基本思想に基づきシンプルな造形でありながら流麗、かつ力強さも表現したエクステリアデザインを採用。昨年6年ぶり(シューティングブレークは4年ぶり)にフルモデルチェンジした。他の「Aクラス」と同様、対話型インフォテインメントシステム「MBUX」や最新の安全運転支援システムも採用されている。
CLA180が搭載するエンジンは最高出力136㎰(100kW)、最大トルク200Nmを発生する1.33Lの「M282」を搭載。組み合わせるトランスミッションは、実績のある「7G-DCT」で、ダイレクトな変速制御と低振動を両立している。
メルセデスAMGの「35シリーズ」は、Aクラスなどの前輪駆動モデルに高出力なエンジン、十分なトラクションを確保する四輪駆動システムとシャシーの補強やサスペンションのセッティングなどで高次元のドライビングパフォーマンスを実現。さらに、ロードカーとしての快適性やAMGモデルとしてはリーズナブルな価格設定が両立されている点をセールスポイントとしている。
35シリーズのシャシーとサスペンションは、フロントセクションのねじれ剛性を強化するアルミプレートをエンジンルーム下部に設け、アンダーボディ前部に追加した2本のブレースでねじれ剛性が向上。リヤのマルチリンクサスペンションは、サブフレームを介してボディにリジッドマウント。先代「A45」のパーツを流用しつつスタビリティとアジリティが強化された。
搭載するパワーユニットは、最高出力306㎰(225kW)、最大出力400Nmを発揮する2L直列4気筒ターボの「M260」。トランスミッションには、AMGスピードシフト7速DCTを組み合わせる。
駆動方式は、走行状況に応じて前後配分を連続可変制御する4WDの「AMG 4MATIC」。走行モード切り替えはコンフォート、スポーツ、スポーツプラス、スリッパリー、インディビジュアルという5つが用意され、エンジン、トランスミッション、サスペンション、エキゾースト、ステアリングの制御が変更可能。各モードには自動選択される「ベーシック」、「アドバンスト」の2つの「AMG DYNAMICS」のモードも設定されている。
エクステリアは、AMGラインをベースにメルセデスAMG特有のツインブレードを備えたフロントグリルを採用。リヤはCLA35のクーペにトランクリッドスポイラー、シューティングブレークにはルーフスポイラーが装着されている。一方、インテリアはコックピットディスプレイにAMG専用グラフィックを採用。オプションの「AMGパフォーマンスパッケージ」を選択すると、フラットボトム型の「AMGパフォーマンス・ステアリング」や「AMGパフォーマンスシート」などでエクスクルーシブ性を一層高めることも可能だ。