天孫降臨の伝説に彩られた神々しい雲海風景と出会える(宮崎県 国見ヶ丘)【雲海ドライブ&スポット Spot 87】

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九州山地の山々を一望にする大パノラマスポット

宮崎県の高千穂町は日本神話における天孫降臨の地とされ、伝説に彩られた数多くの史跡が点在している。そのひとつが国見ヶ丘で、神武天皇の孫、建磐龍命(たていわたつのみこと)が九州統治の際、ここに立ち寄って国見をされたという伝説が残る。

稜線上に延びる遊歩道の左右両側が雲海に包まれることもある。山上には神楽酒造の初代社長が町に寄贈したニニギノミコト像が立つ。

高千穂町の西にそびえる標高513mの高台からは、阿蘇の五岳や百名山の祖母連山をはじめ、周囲の山々を一望にする大パノラマが展開。

岩戸川に架かる国道218号の雲海橋。地元の人の話によると、こちらは国見ヶ丘のような見事な雲海……とはいかず、川霧が立ち上る程度だという。

秋から冬にかけては雲海が高千穂盆地を覆い隠し、まるで神話そのものの幻想的な風景が現れる。

切り立った崖の上から真名井の滝が降り注ぐ高千穂峡。国見ヶ丘の麓を流れる五ヶ瀬川にあり、夏の間は貸しボート(30分/2,000円)で漕ぎ出せる。

アクセスガイド

東九州道方面からだと延岡JCTから北方延岡道路(無料区間)を走り、その終点から高千穂町までは国道218号で約28km。九州道方面からだと、御船ICまたは松橋ICで高速道路を降り、そこから一般道で1時間半ほど。

Data【Spot 87 国見ヶ丘】
雲海遭遇率 ★★
雲海の季節 秋~春

◎所在地/宮崎県高千穂町
◎ルート/県道203号・土生高千穂線など
◎最高地点/標高513m
◎冬季閉鎖/なし

観光情報

高千穂町観光協会 TEL 0982-73-1213

 

文:佐々木 節/撮影:平島 格/写真提供:高千穂町観光協会

『雲海ドライブ&スポット』より転載。掲載データなどは2017年8月末時点のものです。実際におでかけの際は、事前に最新の情報をご確認ください。

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