【嶋田智之の月刊イタフラ】FCA各ブランドの電化がいよいよ本格スタート!

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チンクとパンダにハイブリッドが!!

トリノのミラフィオーリ内にバッテリー工場を建設することを発表するなど、FCAはクルマの本格的な電動化を進めています。その第1弾として、フィアット500とパンダにハイブリッドモデルが追加されることになりました。
クルマのルックスそのものには大きな変化はありませんが、パワートレインは新開発。69psと92Nmを発揮する1L 3気筒の“ファイアフライ”ガソリンエンジンに、12VのBSG(ベルトインテグレーテッドスタータージェネレーター)システムとリチウムイオンバッテリーを組み合わせたマイルドハイブリッドです。
CO2排出量は最大30%削減。30km/h以下ではコースティングが働いて、それも燃費向上に繋がります。回生ブレーキなどでバッテリーに蓄積された電気エネルギーは最大5psで、アイドリングストップ後のエンジン再始動や加速のアシストに役立てられます。燃費性能も加速性能も、期待できそうですね。そのうえエンジンが45mm低くマウントされていることで重心高が下がるから、ハンドリングもさらにスポーティなテイストを感じさせてくれるかも。チンクエチェントのピュアEVも開発中で、そう遠からずアナウンスがありそうです。何だか色々と、実は楽しみなのですよね。

ル・ボラン2020年3月号より転載

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