富士スピードウェイ【SUPER GT×DTM特別交流戦】は忖度なしの激しいバトルに

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DTMマシン日本初上陸!

日本のモータースポーツファンが待ち焦がれたドリームレース、「SUPER GT×DTM特別交流戦」が11月22日(金)から24日(日)に静岡県の富士スピードウェイで開催された。かねてからDTMの運営組織であるドイツ「ITR」と日本の「GTアソシエイション」が進めてきた、SUPER GT500クラスとDTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)のマシン統一規定「クラス1」の合意を受けた日独交流戦の第二弾である。

SUPER GT500マシンの「クラス1+α」適用は2020年シーズンからとなるが、現行規定でもモノコックなど主要パーツを共通とした専用シャシーに600ps前後まで発揮できる驚異の2L直列4気筒直噴ターボを積んで、市販車のデザインを再現したボディを架すといったところまで歩み寄りは進んでいる。

すでに交流戦の第一弾は、ドイツ・ホッケンハイムリンクのDTM最終戦に組み込まれ10月4日(金)から6日(日)に開催。日本のSUPER GTを代表して元F1王者ジェンソン・バトンが駆るチームクニミツのホンダNSX、レクサスLC500にはキーパートムスの平川亮/ニック・キャシディ組、ニスモ・ニッサンGT-Rは松田次生/ロニー・クインタレッリ組というトップドライバーたちが送り込まれた。

現地メディアや目の肥えたスペクテーターは歓迎ムードとはいえ、専用開発タイヤに慣れた日本のSUPER GT勢には初のハンコック製ワンメイクタイヤをはじめ、スタンディング形式のスタートやドライバー交代のない55分+1ラップのレースという完全アウェイ試合で苦戦を強いられた。だからこそDTM勢を迎えたホームゲームではリベンジを果たしたいところだろう。

今回、日本に送り込まれたDTM勢は、今季王者を獲得したレネ・ラストを筆頭にメイクスタイトルに貢献したマイク・ロッケンフェラーと日本通のロイック・デュバル、ここにブノワ・トレルイエが加勢するアウディ・スポーツが4台のRS 5 DTM。

一方、エースのマルコ・ヴィットマンを投入し、元F1ドライバーの小林可夢偉と「不屈のアイアンマン」ことアレッサンドロ・ザナルディをゲスト招聘したBMWは3台のM4 DTMでドリームレースに挑戦する。なお、メルセデスAMGエンジンを積むアストン・マーティンは、参戦チームのR-Motorsportがプライベーターということで出場が見送られた。

フォト:相澤隆之(T.Aizawa)/DTM

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