“史上最も美しく最も優れた走行性能を誇るSUV”アストンマーティン「DBX」デビュー!

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後発ゆえのSUVとして高い完成度が魅力

アストンマーティン・ジャパンは11月21日、東京・青山の「アストンマーティン東京」にて、同ブランド初のSUVとなる「DBX」をジャパンプレミアした。日本国内の価格は22,995,000円で、デリバリーは2020年の第2四半期を予定しているとのことだ。

2015年のジュネーブ・モーターショーにて「DBXコンセプト」としてお披露目後、このタイミングでのデビューとなった「DBX」は、バーチャル・モデルの活用に始まり、昨年から英国のウェールズで開始された実地テストに至るまで、広範囲な開発プログラムが実施されたという。


発表会でまず登壇したアストンマーティン・ラゴンダ副社長兼チーフクオリティオフィサーの「リチャード・ハンベルト」氏は、「日本市場は我々にとっても重要で、現在アジア太平洋地域にある2台のDBXのうちの1台をこの東京へ持ち込みました。DBXの開発にあたってはまず『SUVの定義』を理解するところからスタートし、『多用途性』を最重要項目としつつ、そのほかにも優れた走行性能やルックス、高級感のある素材やクラフトマンシップなど、アストンマーティンらしさを備えています。インテリアでも最高級の素材を利用しており、伝統的から近代的なテイストまで、あらゆるパターンに対応しオーナーの好みに合わせることができるでしょう」と、自信をのぞかせた。

その後商品の詳細な解説を行ったメタテクノロジー&ラグジュアリーアクセレレーターオフィス ダイレクターの「戸井雅宏」氏は、「皆様にまずに申し上げておきたいのは、CEOのアンディ・パーマーをはじめ、このDBXに関わってきた社員すべてが、本格的に使えるSUVを作り上げたという達成感を持っている、ということです。『本格SUVの実用性』『スポーツカーとしての高揚感』『アストンマーティン流のラグジュアリー』の3つが大きなテーマでした。このうち実用性に関してはオン/オフの走行性能やクラス最大を誇る車内空間が生み出すの快適性、スポーツカーとしての高揚感に関しては、伝統的な運動性能や操縦安定性をしっかりと備えつつ、SUVとして求められる様々なシチュエーションに対応できるシャシー性能を目指しました。これは新開発の接着アルミニウム構造の軽量プラットフォームも貢献しています。最後にラグジュアリーですが、ハンドメイドによるクラフトマンシップに加え、現代的でラグジュアリーなマテリアルの使用にも挑戦しています」と解説した。 


DBXは、ウェールズのセント・アサンに建設されたアストンマーティンの専用施設で生産される予定で、車両重量は2245kgとクラスでは軽量なボディを誇る。アダプティブ・トリプルチャンバー・エアサスペンションは、最新の48Vエレクトリック・アンチロール・コントロール・システム(eARC)およびエレクトロニック・アダプティブ・ダンパーと組み合わされることで、幅広い走破力を実現しているという。

このエアサスペンションにより、車高を45mm上昇もしくは50mm下降させることが可能で、あらゆる地形に対応することができ、ラグジュアリー・サルーンの快適性とダイナミックなパフォーマンスを両立させているとのことだ。一方eARCと呼ばれるアンチロールバーは、車軸あたり1400Nmのアンチロールフォースを発生させることで、スポーツカーのようなハンドリングを実現しているという。

エンジンは、DB11およびVantageにも搭載されている4L V8ツインターボで、最高出力は550ps、最大トルクは700Nmを発生、0→100km/h加速はわずか4.5秒、最高速度は291km/hをマーク。トランスミッションは9速ATが組み合わされ、アクティブ・セントラル・ディファレンシャルとエレクトリック・リア・リミテッドスリップ・ディファレンシャル(eデフ)を備えた4輪駆動システムにより、車両の前後および左右のリア・アクスル間で、トルクを正確に配分することができるという。
ラゲッジスペースは、通常状態で632Lの容量を確保。40:20:40の分割可倒式リアシートも備わっており、数多くのオプションやアクセサリー・パッケージを利用することにより、例えばペット・パッケージには散歩の後の汚れた足を洗うためのポータブル・ウォッシャー、またスノー・パッケージはブーツ・ウォーマースポーツというように、娯楽といった趣味に合わせて、クルマをカスタマイズすることが可能となっている。

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