マクラーレン究極のオープン2シーター、「エルヴァ」がデビュー!

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2019/11/16 18:00

0-100km/hは3秒未満。6.7秒の0-200km/hは「セナ」を凌ぐ

11月13日、マクラーレン・オートモーティブは新型ロードスター「ELVA(エルヴァ)」を発表した。英国での販売価格は142万5000ポンド(約2億円)からで、399台限定で発売される。カスタマーへのデリバリーは2020年末からの予定だ。

「P1」や「セナ」、「スピードテール」と同様に、同社のアルティメットシリーズに属するエルヴァは、究極のドライビングプレジャーのために開発されたオープンモデル。車名には、1960年代にマクラーレンの創始者ブルース・マクラーレンが手がけたレーシングマシン「マクラーレンM1A」や、英国のレーシングチーム「エルヴァカーズ」とのコラボレーションによって生み出されたモデルたちへのオマージュをささげる意味が込められている。

カーボンファイバー製のシャシーやボディを採用したエルヴァには、ルーフはもちろんのこと、フロントやサイドにウインドーが存在しない。だからといって、サーキットトラック専用マシンではなく公道走行が可能で、ファクトリーオプションとして固定式フロントウインドーが設定されている。なお、ドアはこれまでのラインアップモデルと同様、斜め上方向に開く「ディヘドラルドア」が採用されている。

ミッドシップマウントされるエンジンは、「セナ」や「セナGTR」などに搭載されたユニットと基本を共有する4L V型8気筒ツインターボで815ps/800Nmを発揮する。7速DCTとの組み合わせによって後輪を駆動。マクラーレンのロードカーで最も軽量に仕上げられたボディにより、0-100km/h加速は3秒未満、6.7秒の0-200km/h加速では「セナ」を凌ぐ。

世界初の技術「AAMS(アクティブ・エア・マネジメント・システム)」の搭載は、このモデルのハイライト。フロントノーズから取り入れられたエアを前方のクラムシェルから高速で流し、コックピット上部に誘導。これによって風の巻き込みを低減する。AAMSが作動している状態では、エアの流れる位置が150mm上昇し、エアアウトレットに低圧ゾーンが生成される。通気されたエアはボンネットのアウトレットを通して横方向や縦方向に向けられたカーボン製のウイングによって、130度の範囲に放出される仕組みだ。AAMSは車速が上がると自動的に作動し、減速するとオフになり、ディフレクターが収縮するが、ドライバーはボタン操作によって任意に無効にすることができる。

エルヴァのデザインについては、マクラーレン・オートモーティブのデザインディレクター、ロブ・メルヴィルが次のように紹介している。
「われわれのミッションは、最も重要な要素であるドライビングプレジャーを提供するオープンコックピットの2人乗りロードスターを作ることでした。F1マシンにインスパイアされたシュリンクラップのボディスタイルが、目を見張るほど印象的なルックスと卓越したパフォーマンスを実現しています。(オープンコックピットによって)エクステリアとインテリアがシームレスに融合し、マクラーレンの理念に忠実でありながらドライバーとの一体感を高めます」

インテリアは、高めに配置されたセンターコンソールによって、ドライバーとパッセンジャーを隔てた、いわゆるデュアルコックピットの手法が用いられた。エンジンスタートボタンやシフトセレクターが並ぶコンソールの上部には、マクラーレンではおなじみの縦型ディスプレイ(8インチ)を設置するが、カーボンファイバー製アームによってドライバー側に傾けられている。

メータークラスターはステアリングホイールと連動して角度が調整され、ドライバーに合わせて車両データの視認性を高めている。荷室スペースはキャビン後部にあるダブルバブル形状のパネル内に設置され、ヘルメットを収めることができる。

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