走りの楽しさをアピールする新シリーズの第一弾
メルセデス・ベンツ日本は、「メルセデスAMG A35 4MATIC」と「メルセデスAMG A35 4MATICエディション1」を発表。8月27日より注文受け付けを開始した。ユーザーへの納車は10月以降の予定で、消費税(10%)込みの車両本体価格はA35 4MATICが6,280,000円。A35 4MATICエディション1が7,430,000円。
A35 4MATICは、新しい「メルセデスAMG 35シリーズ」の第一弾だ。35シリーズは、Aクラスなどの前輪駆動アーキテクチャーモデルに高出力なエンジン、十分なトラクションを確保する四輪駆動システム、高い剛性とアジリティのためのシャシー補強や専用サスペンションなどを採用。快適性にも配慮しつつ、クルマの挙動と対話しながら気持ち良くドライビングできることに焦点を当てた新しいモデルシリーズとなる。また、従来の「45シリーズ」よりリーズナブルな価格設定も魅力のひとつだ。
そのシャシーは、フロントセクションのねじり剛性を強化するためアルミ製プレートをエンジン下部にレイアウト。また、アンダーボディ前部には2本のブレースを追加しねじれ剛性が高められた。フロントがマクファーソンストラット、リヤはマルチリンクというサスペンションの基本レイアウトはベース車と同じだが、リヤはサブフレームを介してボディにリジッドマウント。それに先代「メルセデスAMG A45 4MATIC」で実績のあるホイールキャリアとベアリングを組み合わせて走行安定性とアジリティを最大限に高めている。また、オプションとなる「AMGライドコントロールサスペンション」は3モード設定で、快適志向からスポーツ性を強調した状況まで、走らせる環境に応じて足回りの仕様を最適化できる。
強化されたブレーキシステムは、耐フェード性に優れるとともに制動距離も短縮。 サイズは先代A45 4MATICのものと同一で、フロントには新型モノブロック対向4ピストンキャリパーと350mmディスク。リヤには1ピストンフローティングキャリパーと330mmディスクを組み合わせる。なお、ディスクはドリルドベンチレーテッドタイプでシルバーペイント仕上げのブレーキキャリパーにはブラックのAMGロゴが入る。
パワーユニットは最高出力306㎰(225kW)、最大トルク400Nmを発揮する2L直列4気筒ターボの「M260」が搭載される。低回転域での力強く自然なレスポンスと中高回転域での伸びやかな加速感を両立させるため、ツインスクロールターボチャージャーや可変バルブリフトシステムの「CAMTRONIC(カムトロニック)」を採用。
組み合わせるトランスミッションは7速DCTのAMGスピードシフトDCTで、全速度域でのナチュラルな制御に加えAMGモデルに相応しいレスポンスを両立。エキゾーストシステムには自動制御のフラップが装備され、選択したドライブモードに応じてバランスの取れた音色からドライバーの感性を刺激するサウンドまで切り替えることが可能だ。
「4MATIC」のネーミング通り駆動方式は4WDで、走行条件に応じてトルク配分を前後100:0から50:50の範囲で可変。その配分はリヤアクスルに内蔵された電気機械制御式の多板クラッチで行うが、電気油圧システムと比較すると素早いレスポンスが得られる上に動作が速度に依存しないことなどがメリットとして挙げられるという。
また、走行モード切り替えは「コンフォート」、「スポーツ」、「スポーツプラス」、「スリッパリー」、「インディビジュアル」の5つから選択可能で、さらに各モードでは自動選択される「ベーシック」と「アドバンスト」 という2つの「AMG DYNAMICS」モードが設定。走る環境に応じてエンジンやトランスミッションなどの設定を容易に最適化できる点は兄貴分のAMGモデルと変わらない。
エクステリアは、メルセデス・ベンツの「AMGライン」がベースだがメルセデスAMG特有のツインブレードを備えたフロントグリルや専用のシルバークロームフロントスプリッターなどを採用。リヤにはルーフスポイラーや専用デザインの大型リアディフューザー、クローム仕上げの円形デュアルエキゾーストエンドを組み合わせ、スポーティなテイストが演出される。
インテリアも独自性は十二分だ。コックピットディスプレイは「スーパースポーツ」を含む3つのAMG専用の表示スタイルが用意。オプションの「AMGパフォーマンスパッケージ」を選択すると、フラットボトム型となるナッパレザー/DINAMICAの「AMGパフォーマンスステアリング」が装着される。標準のフロントシートは、ヘッドレストとバックレストが一体化したセミバケットタイプ。AMGパフォーマンスパッケージを選択すると、サイドサポートが高い「AMGパフォーマンス シート」が装備される。また、スポーツ派には「AMGトラックペース」が装備されることも魅力のひとつ。これはサーキット走行時に80件以上の車両データ(車速、加速度など)を常時記録。さらにラップタイムと区間タイムの表示や、それぞれの基準タイムからの差を表示することも可能だ。
今回は日本でのA35デビューを記念した特別仕様車、A35 4MATICエディション1もラインアップされている。このモデルはホットハッチの文法に沿ったエクステリアとインテリアを採用。デニムブルーのボディにはマットテックゴールドの専用サイドデカールを組み合わせるほか、19インチAMGマルチスポークアルミホイールも一部がマットテックゴールドにペイント。また、フロントグリルのルーバーの一部やサイドスカートインサート、サイドミラーハウジング、リヤディフューザーなどがハイグロスブラック仕上げとなり、大型のフロントスプリッターやフロントバンパーサイドの追加フリック、 大型リヤウイングも装備。空力性能やダウンフォースを向上させると同時に、刺激的なホットハッチとしての魅力を強くアピールします。
インテリアは、アクセントステッチの入った専用マグマグレー/ブラックのツートーンレザーDINAMICAのAMGパフォーマンスシートが採用。AMGのロゴが入ったアルミニウムシルバー/ブラックのトリムは専用アイテムで、さらにナッパレザーの“EDITION”ロゴ入りAMGパフォーマンスステアリングを組み合わせるなど、エクスクルーシブ性も十二分だ。
■関連記事
- “電気自動車のSクラス”にふさわしいデザインへと刷新! メルセデス・ベンツ「EQS」発売
- メルセデスのオフローダー、Gクラス初のフル電動モデル!「G580 with EQテクノロジー・エディション1」発売!
関連記事
メルセデス・ベンツ×「モンクレール by NIGO」、上海「The City of Genius」ショーでカプセルファッションコレクション発表
ニュース&トピックス
2024.10.22
【比較試乗】ボディタイプやパワートレイン、ライバル比較など、さまざまな角度から比較検証。BMWツーリングの最前線に追る!「BMW・i5ツーリング vs 3シリーズ・ツーリング vs 5シリーズ・ツーリング vs メルセデス・ベンツ Eクラス・ステーションワゴン」
BMW
2024.10.12
Cクラス、クロスオーバーモデル初の限定モデル!メルセデス・ベンツ、「C220d」の特別仕様車「ナイトスタイル」発売!
ニュース&トピックス
2024.10.04
メルセデスの特別仕様車シリーズ「エディション・ブラックスターズ」に、「GLC/GLCクーペ」もラインナップ!
ニュース&トピックス
2024.10.03
愛車の売却、なんとなく下取りにしてませんか?
複数社を比較して、最高値で売却しよう!
車を乗り換える際、今乗っている愛車はどうしていますか? 販売店に言われるがまま下取りに出してしまったらもったいないかも。 1 社だけに査定を依頼せず、複数社に査定してもらい最高値での売却を目 指しましょう。
手間は少なく!売値は高く!楽に最高値で愛車を売却しましょう!
一括査定でよくある最も嫌なものが「何社もの買取店からの一斉営業電話」。 MOTA 車買取は、この営業不特定多数の業者からの大量電話をなくした画期的なサービスです。 最大20 社の査定額がネット上でわかるうえに、高値の3 社だけと交渉で きるので、過剰な営業電話はありません!
【無料】 MOTA車買取の査定依頼はこちら >>