【国内試乗】「三菱エクリプス クロス」走りと環境性能を両立するディーゼルモデルが登場!

全ての画像を見る

8速ATはCVTよりダイレクト感がある

現行ミツビシ車のラインアップではコンパクトSUVとクーペのクロスオーバーという役どころが与えられるエクリプス・クロス。このたび、2.2Lディーゼルが追加されたのでその魅力と実力を一般路と悪路でチェックしてみた。

四輪統合制御S-AWCをGRAVELにセットし、パドルで低いギアを選べば、アップダウンの続く滑りやすい泥のコースもクルマ任せで難なく走破できる。

デリカD:5に搭載されて好評の2.2Lディーゼルターボと8速ATの組み合わせは、エクリプスクロスでも期待を裏切ることはなかった。1.5Lガソリンターボ車に比べて車重は130kgも重く、特にフロントの荷重増が懸念されたが、一般路の走行では加速も軽快で、トルクフルなエンジンが重さを打ち消した印象だ。

インテリアの仕上げもガソリン車と変わらず、取り立ててクオリティ感が高いわけではないがシンプルで好感が持てる。

ワインディング路ではステアリングの切り始めにフロントの重さを感じる場面もあったが、違和感を感じるほどではない。遮音性を高めたことで、アイドリングストップからの再始動音が低く抑えられているところも使う側にとって嬉しい進化だ。また、ファイナルギア比をデリカより高めたことで、高速巡航時のエンジン回転数が下がり、静粛性を高めるとともに燃費も稼いでいる。

8速ATはやはりガソリン車のCVTよりダイレクト感があり、フル加速時や超低速からの加速のつながりなどでメリットを実感する。今回は滑りやすい泥が主体のオフロードを走ることもできたが、メリハリのある加減速が必要なキャンバー走行やモーグル走行、停止に近い状態まで車速を落とした後の急登坂などでも反応のよさに助けられた。

ディーゼル車はS-AWCを備えた4WD車のみラインアップ。

外観上のガソリン車との判別点はリアの「DI-D」のエンブレムのみ。排ガス浄化のためのアドブルー(尿素水)の補給は1万6000kmに1回(16L)程度なので、さほど煩雑でもないだろう。ガソリン車との約30万円の価格差を燃料費だけで取り戻すには時間がかかるが、トルクフルな走りが魅力のディーゼル+8速ATを選んでも後悔することはないはずだ。

 

 

フォト=小林俊樹/T.Kobayashi ル・ボラン2019年9月号より転載

注目の記事

「ル・ボランCARSMEET」 公式SNS
フォローして最新情報をゲット!