「背広の地」の老舗テーラーとベントレーが特別な「ベンテイガ」を仕立てる!

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英国サヴィルロウの仕立て屋「ハンツマン」とのコラボレーションによって生み出された100周年記念モデル

ベントレー車を扱う英国の老舗ディーラー「ジャック・バークレー」はこのほど、ベントレーのビスポーク部門「マリナー」と英国サヴィルロウにある紳士服の仕立て屋「ハンツマン」とのコラボレーションによる特別仕様の「ベンテイガ」を製作したことを発表した。

このたびのコラボレーションは、ベントレーの創立とハンツマンが英国サヴィルロウ(「背広」の語源といわれている)にブティックを設立した年がともに1919年であり、お互いに100周年を迎えたことを祝うものとして企画された。

製作されたのは「スポーツマン」と「ビジネスマン」という2仕様のベンテイガ。それぞれ異なるカスタマーのライフスタイルを反映し、ベンテイガの象徴的な色使いによるハンツマン製ファブリックが内装の随所に用いられている。このファブリックはハンツマンの100周年を記念して作成されたもので、ハリウッドスターのグレゴリー・ペック(代表作は『ローマの休日』など)が使用していたコートからインスピレーションを得たデザイン「ペック62」を採用している。

ペック62は、グレゴリー・ペックが1962年にハンツマンに依頼して製作された古典的なスポーツコートに使用されたツイード。この生地をグレゴリー・ペックの息子アンソニーの許可を得て再現したものだ。

ボディをキャンディレッドにペイントされたスポーツマン仕様は、内装にインペリアルブルーレザーとリキッドアンバーベニア・インサートを採用。

一方、ビジネスマン仕様はディープブラックアンスラサイトとアンスラサイト・サテンの2トーンボディを採用。内装ではツイード生地が多用され、一部にアクセントとしてカーボンがあしらわれている。

ビジネスマン仕様ではさらに、後席にマリナーがオーダーメイドで製作したチェス盤を設置。チェスの駒を収納する引き出しには、ハンツマンの生地が張られ、後席空間は独特の雰囲気を発散する。チェス盤はジャック・バークレーのショールームフロアをイメージしたものだ。シートのバックレストに入るハンツマンとジャック・バークレーの刺繍ロゴも特徴だ。

なお、この特別なベンテイガを購入したカスタマーには、ハンツマンが特別に仕立てたオーダーメイドのジャケットが贈られるとのこと。

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