「A45」や「CLA45」と同様、より高性能な「45 S」を設定
7月17日、ダイムラーは「メルセデス・ベンツCLAシューティングブレーク」にトップパフォーマンスモデルとなる「メルセデスAMG CLA45 4マチック+シューティングブレーク」および「メルセデスAMG CLA45 S 4マチック+シューティングブレーク」を設定したことを発表した。
このモデルも、ひと足先に発表された「A45」や「CLA45クーぺ」と同様に、標準モデルと「S」モデルを設定。2L直列4気筒ターボエンジンは標準モデルで387ps/480Nm、「S」モデルでは421ps/500Nmを発揮する。トランスミッションはいずれも8速DCTの「AMGスピードシフトDCT 8G」で、「AMGパフォーマンス4マチック+」によって4輪を駆動する。
0-100km/h加速タイムは標準モデルで4.1秒、「S」モデルでは4.0秒をマーク。最高速はそれぞれ250km/h、270km/hと発表された。
4輪駆動システムの「AMGパフォーマンス4マチック+」には、「AMGトルクコントロール」が組み合わされる。これはリヤアクスルのドライブシャフトに接続され、走行モードに応じてリヤの左右輪をそれぞれ個別に駆動力配分することができる。これによって悪路での高い走破性を実現するほか、サーキットトラックなどでのハードなコーナリング時に高次元のパフォーマンスを発揮するのに貢献する。
高性能ドライブトレインに合わせてブレーキシステムも強化版を装備。標準モデルにはフロントが4ピストンキャリパーと350×34mmディスク、リヤが1ピストンキャリパーと330×22mmディスクを搭載。「S」モデル、あるいは標準モデルでオプションの「AMGダイナミックプラスパッケージ」を選択すると、フロント用が6ピストンキャリパーと360×36mmディスクとなり、ブレーキキャリパーがレッドにペイントされる。
走行モードは滑りやすい路面に適した「スリッパリー」のほか、「コンフォート」、「スポーツ」、「スポーツ+」、そして各コンポーネントを個別に設定できる「インディビデュアル」の5モードを設定。さらに「S」モデルとAMGダイナミックプラスパッケージ装着車には、サーキットトラックなどで最大限に性能が発揮できる「レース」モードが加わる。「レース」モード時はドリフトモードとなりオーバーステアを許容。サーキットトラックなどでさらにアグレッシブなスポーツドライビングが可能となる。
内外装のデザインはA45やCLA45と同様に、新世代のAMGモデルを実感させる存在感の高さが特徴。エクステリアではフロントエプロンやリヤディフューザー、インテリアではステアリングホイールやシートなど、ハイパフォーマンスモデルであることを主張する専用パーツが採用されている。Sモデルのインテリアにはレッドのアクセントが随所に入り、より強力なモデルであることが強調されている。