これがシナジー効果? オペルも主力モデルにピュアEVをラインアップ!

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136ps/260Nmのモーター搭載。航続距離は最大330kmを実現

PSAグループに属するドイツのオペルはこのほど、6代目を数える新型「コルサ」にピュアEV仕様の「コルサe」を設定、欧州市場で発売した。欧州での価格は2万9900ユーロ(約364万円)からとなっている。

 

コルサeには136ps/260Nmを発揮するモーターと50kWhのバッテリーが搭載され、最大で330kmの航続距離を実現。0-100km/h加速は8.1秒をマークする。走行モードは「ノーマル」、「エコ」、「スポーツ」の3つが設定されており、任意に設定可能。スポーツモードでは、レスポンスの高いドライビングダイナミクスが味わえる。一方、エコモードでは、快適性を損なわずに走行距離を最大限に伸ばすことができる。

デザインはスポーティで、ダイナミックな走りをイメージさせるもの。全高は先代型より48mm低く、クーペライクなルーフラインも特徴だが、後席の居住性は先代型から損なわれておらず、5人乗りの実用ハッチバックとしてのスタンスに変わりはない。

運転支援システムやテレマティクスサービスを備えたマルチメディアシステムなどに先進技術が導入された点も特色だ。

ご存知のようにオペルは現在、プジョーやシトロエンを擁するPSAループのブランド。今年3月のジュネーブ・モーターショーではプジョーの新型208が発表されたが、新型208にもEV仕様の「208e」が設定された。このたび登場したコルサeは、208と同じBセグメントモデルということで、電気駆動関連の主要コンポーネントを共有している可能性が高いと考えられる。208eに搭載されているモーターの出力/トルク、バッテリーのエネルギー容量はコルサeと同じスペックだからだ。もしそれが確かなら、まさに同じグループに属するブランドとしてのシナジー効果と言えそうだ。

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