第一印象でこのVWパサートに決めました(その後編)【旧車ビギナーは要注意!100万円でドロ沼に陥る!?】

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“100ドロ”をお読みの方であれば、誰もが気になるであろう購入その後。パサートを現状渡しで購入したカー・マガジン広告部本田が1ヵ月後をレポートします。

トラブルではありません!

<なぜここが欠ける!>センターブロックが一部剥がれていました。交換していただいたボンドショップ浦和の樋口さんからは、「保管状況や走行状況などで劣化スピードは違うので、早く分かって良かったですね」とのこと。

前回、2002年式VWパサート・ヴァリアントを現状販売で購入したことはお伝えした通り。それから1ヵ月で起こったことは、発電量が低減しているオルタネーターをリビルト品へ。そしてタイヤも交換しました。近所のガソリンスタントで指摘されるまで気づかなかったのですが、右フロントタイヤのセンターブロックが一部欠落していたのです。

<購入1ヵ月で再び入場>タイヤの交換作業は、ボンドショップ浦和(phone:048-851-4411)で行いました。樋口さんによると、ル・マン ファイブは組み換え作業がし易いタイヤだそうです。バランサーで計測していただくと、左右のバランスもとても良好でした。

急なトラブルでタイヤはどの銘柄にするか悩むところですが、ダンロップ『ル・マン ファイブ』が気になっていました。というもの、カー・マガジン編集顧問の吉田拓生氏が、”クルマを蘇らせるタイヤ”というキャッチフレーズと共に経年変化を補完するような性能を備えたタイヤでありソフトな乗り心地だと評していたからです。15年落ちで12万km以上を走り、一般的には”過走行”と言われるパサートにはまさに打ってつけ。しかもソフトな乗り心地が好きな私には良いことづくめです。

<老体に優しいタイヤ選び>ホイールをサービスで洗浄してもらい、205/55R16サイズのル・マン ファイブに履き替えました。空洞共鳴音を大幅に低減する特殊吸音スポンジの恩恵で、ロードノイズが抑えられ、静かで快適な乗り心地です。

タイヤの交換作業は、ボンドショップ浦和で行いましたが、担当スタッフの樋口さんによると、組みつけた印象は真円で回転し、左右の重さのバランスも優れたタイヤで、実際の走りも良いはずですよと太鼓判を押してくれました。
タイヤを交換後、休日を利用してテスト兼ドライブを楽しむために都内を脱出して信州へ。ウエット、街乗り、高速など様々なシーンを走行しましたが、特に工事などでアスファルトが削り取られた道では、路面からの突き上げをいなす乗り心地の良さにおどろきました。また雨の高速道路では、タイヤのグリップを感じ取れる安心感がありブレーキのタッチも向上しました。ソフトな乗り心地ながら、約1.7トン近くある重量級のパサートでも腰砕けのような感触がなかったことは特筆すべきポイントです。
私のパサートワゴンのように年式相応のようにヘタっているクルマに、新車時同様硬いタイヤに交換すると、足まわりが負けてしいそうですが、ル・マン ファイブは違いました。この乗り心地の良さ、ぜひ体験して欲しいです。

<見た目、乗り味共に良好>転がり抵抗性能も高い低燃費タイヤのル・マン ファイブは、ショルダーが丸くパサートとのマッチングは上々。運転すると、アクセルオフではコースティングしているかのようにクルマが滑らかにスーッと進む印象を受けました。

Text:本田和央/Photo:横澤靖宏 Car MAGAZINE(編集部)/取材協力:住友ゴム工業(phone:0120-39-2788)/カー・マガジン472号(2017年10月号)より転載

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