4気筒でも“ポニー”とはいわせない! 「フォード・マスタング」の2020モデルに高性能版2.3Lが登場

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330ps/475Nmを引き出す専用EcoBoostエンジン搭載

フォードはこのほど、2020年モデルのマスタングを発表。2.3L直列4気筒ターボの「EcoBoost」エンジン搭載車に「ハイパフォーマンスパッケージ」が設定された。

ハイパフォーマンスパッケージに搭載される2.3Lターボは、330ps/475Nmを発揮。このスペックは、米国の自動車メーカーによって提供される最も強力な4気筒エンジンであるとフォードは主張。ターボチャージャーは専用設計で、タービン径は標準モデルのそれより5%大きい63mmサイズが用いられている。

トランスミッションはゲトラグ製6速MTのほか、10速ATの「セレクトシフト」を設定。155マイル(約249km/h)の最高速度は、2019年モデルのハイパフォーマンスパッケージを10マイル(約16km/h)上回る。

この新しいエンジンは、単にスペックが引き上げられただけではない。2500〜5300rpmの幅広い範囲でピークトルクの90%をカバーする、フラットなトルク特性が与えられている。このトルクバンドは標準モデル用のEcoBoostエンジンより40%も広いという。日常シーンでの扱いやすさも兼ね備えたエンジンに仕上げられているのだ。

前後重量配分を53対47としたボディは、エアロダイナミクスやシャシーのアップグレードが施され、シャープで機敏な身のこなしを実現。ステアリングはより高い精度が追求され、合金製ストラットタワーブレースを追加。ブレーキも大型化され、フロント用は13.9インチディスクに4ピストンキャリパーを組み合わせる。

外観ではブラックにペイントされる大型フロントスプリッターやフェンダーバッジ、マグネティックグレーのドアミラーカバー、リヤスポイラーといったアイテムを装着。19インチのY字スポークデザインアルミホイールには255/40R19サイズのタイヤを組み合わせる。

このハイパフォーマンスパッケージの他に、ハンドリングパッケージも設定。こちらはマグネティックライドサスペンションやトルセンLSD、265/40R19サイズのピレリPゼロ コルサ・タイヤ、プレミアムペイントアルミホイールなどのアイテムで構成されている。

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