大自然の猛威と恵みを目の当たりにする道(長崎県・仁田峠)【絶景ドライブ 日本の峠を旅する】

仁田峠3Dマップ

◎所在地:長崎県雲仙市◎ルート:市道小浜仁田峠循環線◎標高:1067m◎区間距離:約8.2km◎高低差:312m◎冬季閉鎖:なし(夜間通行止め)

【A】熊本フェリー(くまもとふぇりー)

島原湾を30分で渡る!
島原~熊本間には高速フェリー“オーシャンアロー”が1日6~7便運航していて、わずか30分で対岸に渡れる。このほか九商フェリー(所要時間60分)も運航。●3,700円(乗用車4-5m+運転者1名、平成31年4月20日から料金改正で3,980円に)/096-311-4100(熊本港)/0957-65-0701(島原港)

【B】姫松屋(ひめまつや)

天草四郎も食べた兵糧食
島原のお正月やお祝いの席には欠かせない具雑煮は、島原の乱(1637年)における兵糧食が起源。島原城大手門前の姫松屋では地元食材をたっぷり使った具雑煮(980円)が味わえる。●11:00-19:00/第2火曜など定休/島原市城内1-1208/0957-63-7272

【C】島原武家屋敷(しまばらぶけやしき)

通りの中央を湧水が流れる
島原城の築城時に作られた下級武士の住宅が数多く残るエリア。約400mにわたって続く通りの中央には湧水を引き込んだ水路が流れている。大半は今も一般住居だが、公開されている建物もある。●見学自由(無料駐車場あり)/0957-63-1111(島原市商工観光課)

【D】土石流被災家屋保存公園(どせきりゅうひさいかおくほぞんこうえん)

大自然の猛威を記憶する
道の駅「みずなし本陣ふかえ」に併設された公園で、普賢岳の噴火によって被害を受けた家屋を保存・展示している。平均2.8mの土砂で覆い尽くされた家々の無惨な姿に、あらためて大自然の猛威を思い知らされる。●入場無料/9:00-17:00/0957-72-7222

【E】伊勢屋旅館(いせやりょかん)

露天風呂と料理が自慢
島原半島西海岸の小浜は、温泉と夕陽の素晴らしさで知られる町。この伊勢屋旅館はその両方を同時に楽しむことができる宿だ。展望露天風呂「茂吉の湯」からは橘湾の海が一望。現在は建て替えリニューアル中で、2019年10月にグランドオープン予定/雲仙市小浜町北本町905/0120-742-139

伊勢屋の展望露天風呂からは見事な夕陽も眺められる。

伊勢屋は斎藤茂吉を始めとする文人墨客にも愛された老舗宿だった。

アクセスガイド

長崎道・諫早ICから仁田峠までは、国道57号などを通って約40km/1時間20分。島原半島を海岸沿いにぐるっと一周するとトータルの走行距離は100kmあまり。ほぼ半日がかりのルートになる。島原湾の対岸、熊本方面からはフェリーが便利。高速フェリーのほか、料金のリーズナブルな一般のフェリーも運航している。

諫早湾の干拓事業にともない。潮受堤防上に作られた広域農道。諫早市内の混雑を回避できる実に気持ちのいい道だが、堤防内側のヘドロ化した海の色を見ると気分は複雑。

島原市街の背後にそびえる標高819mの眉山。島原まゆやまロードはその西の山裾を巻くように走っている。

掲載データなどは2016年7月末時点のものです。実際におでかけの際は、事前に最新の情報をご確認ください。

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