大海原の向こうに維新の志が見えてくる「土佐浜街道」(高知県)【日本の街道を旅する】

街道ひとくちメモ

現在、土佐浜街道と呼ばれているのは、徳島市と高知市を海岸線に沿って結んでいる国道55号。もともと四国八十八か所をめぐるお遍路さんたちが歩いた巡礼道で、別名は土佐東街道。一方、高知から西、足摺岬方面に向かう海岸線の道(国道56号など)は中村街道と呼ばれる。

トラベルガイド

01【走る】室戸スカイライン(むろとすかいらいん)

太平洋へとダイブする気分
室戸岬から立ち上がる稜線上に延びるワインディングロード。大半は林間に覆われているが、岬へと駆け下りていく南端では視界が大きく開け、太平洋が眼下に広がる。途中には第二十四番札所の最御崎寺があり、そこから遊歩道を歩けば室戸岬灯台もすぐ。中間の津呂山展望台からは室戸岬東側の海岸線も一望。
●正式名称:県道203号・室戸公園線/総延長9.1km/0887-22-0574(室戸市観光協会)

02【見る】キラメッセ室戸鯨館(きらめっせむろとくじらかん)

伝統の鯨漁を学ぶ資料館
道の駅に併設された資料館で、土佐の伝統、鯨漁についてたっぷり学べる。鯨の骨格標本や捕鯨船で使っていた器具などを展示しているほか、かつての勇壮な鯨漁の様子もジオラマでリアルに再現している。隣には食事処『食遊鯨の郷』もあり、鯨の刺身定食やたたき定食(ともに1,728円)を味わうことができる。
●入館料500円/9:00-17:00(冬季は16:00まで)/月曜休館/室戸市吉良川町丙890-11/0887-25-3377

03【食べる】土佐タタキ道場(とさたたきどうじょう)

炙りたてをその場で頂く
桂浜に渡る浦戸大橋の少し東寄りにある鰹タタキの専門店。藁の強力な炎で一瞬のうちに焼き上げる鰹は香ばしく、濃厚な旨みをたっぷりと凝縮している。かまどが店内にあるので焼きを体験することもでき、難しい焼き加減は店長が手取り足取り教えてくれる。ご飯・味噌汁などをセットにした鰹タタキ定食が1,600円。
●10:30-15:00(売り切れ次第終了)/定休なし/高知市仁井田201-2/088-847-3255

※掲載データなどは2011年9月末時点のものです。実際におでかけの際は、事前に最新の情報をご確認ください。

注目の記事

「ル・ボランCARSMEET」 公式SNS
フォローして最新情報をゲット!