のどかな風景のなかに古代ロマンが息づいてる「吉備路」(岡山県)【日本の街道を旅する】

04【泊まる】
『男はつらいよ』のロケ地
油屋旅館(あぶらやりょかん)

城下町・備中高梁に残る木造3階建ての旅籠宿。このあたりは大正15年に伯備線が開通するまで舟運が主体で、高梁川沿いの街道に面して多くの宿屋が建ち並んでいたという。映画『男はつらいよ』のロケでも使われた館内は撮影時のまま。6月〜11月は地アユを使った特別料理もオーダーできる。

●1泊2食付13,000円から/高梁市本町38/0866-22-3072

 

05【見る】
ベンガラの赤い家並み
吹屋ふるさと村(ふきやふるさとむら)

標高550m前後の山中に忽然と現れるベンガラ格子と赤銅色の瓦が美しい町並み。吹屋は銅山の町として発展し、江戸末期から明治にかけては良質な赤色顔料ベンガラ(酸化第二鉄)の生産でさらに栄えた。重厚な造りの商家のほか、日本最古の木造小学校校舎(上の写真、明治32年竣工)も残っている。

●見学自由(無料駐車場あり)/高梁市成羽町吹屋838-2/0866-29-2222(吹屋ふるさと村観光協会)

アクセスガイド

【電車、バス】吉備路の中心地、総社駅までは伯備線で岡山から25分、倉敷から10分。国分寺や吉備津神社へは路線バスなどで行ける。鬼ノ城への公共交通機関はなく、JR吉備線服部駅から5kmの道のり。タクシーを利用した方がいい。備中高梁までは岡山から伯備線の特急で35分、各駅停車で50分。
【クルマ】名神道・吹田ICから岡山総社ICまでは、中国道と山陽道を通って180km/2時間。山陽道・広島ICからだと144km/1時間半の道のり。吉備路の北側、中国道・新見ICまでは吹田ICから223km/2時間45分。岡山総社ICから国道180号で新見まで走ると70km弱、2時間ちょっとかかる。

【観光情報】総社市観光協会0866-92-8277/おかやま観光コンベンション協会086-227-0015/高梁市商工観光課0866-21-0229/新見市観光協会0867-88-8154

※掲載データなどは2011年9月末時点のものです。実際におでかけの際は、事前に最新の情報をご確認ください。

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