北アルプスの山裾を牛方が行き来した塩の道「千国街道」(長野県/新潟県)【日本の街道を旅する】

04【見る】
往時の千国街道をしのぶ
千国の庄史料館(ちくにのしょうしりょうかん)

徳川幕府の設置した『関所』に対して、地方の各藩が設置したのが『番所』。ここ千国番所は松本藩によって運営された施設で、運上塩(通行税)を徴収したり、人々の行き来を監視する役割を明治初期まで担ってきた。近くには、牛と牛方がひとつ屋根の下で寝泊まりした牛方宿(入館料300円/9:00-16:30)も残されている。

●入場料300円/9:00~16:30/火曜定休(12月~4月中旬休館)/小谷村千国乙3125-1/0261-82-2536

 

05【見る】
旅人を見守ってきた石仏
百体観音(ひゃくたいかんのん)

江戸時代の末期、諏訪高遠の石工の手で作られたと伝えられる百体の観音像。西国三十三カ所、板東三十三カ所、秩父三十四カ所の札所を合わせた百という数字にあやかったもので、どの石像も美しく、穏やかな表情をしている。栂池高原スキー場のゲレンデ下、白馬三山を一望にする眺めのいい場所にある。
●見学自由/小谷村栂池高原/0261-82-2233(小谷村観光連盟)

アクセスガイド

【電車、バス】東京から白馬までは長野新幹線&JR長野駅東口発の特急バスを利用するのが最速で、所要時間は約2時間半。新宿、名古屋から中央線の特急に乗り、松本でJR大糸線に乗り換えて白馬をめざすと所要時間はいずれも約3時間半。大糸線の白馬~糸魚川間の所要時間は1時間15分ほど。
【クルマ】白馬エリアをめざすとき最も便利なのは長野道・豊科IC。東京(調布IC)からは207km/2時間30分、名古屋ICからは209km/2時間30分の道のりだ。豊科ICからは白馬村までは約50km、白馬村から北陸道・糸魚川ICまでは約45km。どちらも流れがいいので所要時間は1時間少々。

【観光情報】大町市観光協会0261-22-0190/白馬村観光局0261-72-7100/小谷村観光連盟0261-82-2233

 

※掲載データなどは2011年9月末時点のものです。実際におでかけの際は、事前に最新の情報をご確認ください。

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