三菱の新作SUVコンセプトがワールドプレミア

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パワートレインはツインモーターのプラグインHV

三菱自動車は、3月7日より一般公開されているジュネーブ・ショーで新世代クロスオーバーSUV のコンセプトカーの「エンゲルベルク・ツアラー」を世界初公開した。

車名に冠したエンゲルベルクは、スイス中央部にある山間部の村の地名で壮大なパノラマの景色を楽しむことができる有数のスキーリゾート。自然で人の手が入っていない地形で滑走するスキーのスタイル、フリーライディングを楽しむことができる場所としても知られている。
発表されたコンセプトカーは、その名に相応しいものとするべくツインモーター4WDのプラグインハイブリッド EV(PHEV)のパワートレインを採用。どんな気象条件や路面状況でもドライバーが自信をもって走れる高い走行性能と、都市から離れ充電インフラが整っていない場所まで安心してドライブできるPHEVならではの長い航続走行距離を合わせ持つ。

スタイリングは、リゾート地でのシーンにふさわしい上質かつ機能的なオールラウンドクロスオーバーSUVとしてデザイン。多人数が快適に過ごせる十分なキャビンスペースと細部にまで質感と機能性にこだわったインテリアで三菱車らしさを演出しつつ、フォグランプを配備した自動開閉するルーフボックスや前後バンパーのアンダーガードを装備し、アクティブなSUVに仕立てられている。ボディカラーは、雪景色の中で静寂ながらも張り詰めた緊張感のある冷たい空気感をイメージ。光の当たり方により青く輝く、上質さを表現したシルバーを採用。また、給電時や充電時には、フロントフェイスの特徴である「ダイナミックシールド」のメッキ部を柔らかく点灯させることで、PHEV ならではの特長を表現している。

PHEVシステムでは、大容量の駆動用バッテリーを車両中央フロア下に搭載。高出力・高効率モーターをフロントとリヤに搭載したツインモーター方式としつつ、広大な室内空間を確保し3列シートパッケージを可能とした。エンジンは2.4LのPHEV専用ガソリンエンジンで、EV航続距離は70km 以上(WLTP)、満充電・燃料満タンの状態からの総航続距離は700km 以上(WLTP)となっている。

電動ドライブハウス(DDH)

なお、既報の通りジュネーブ・ショーの会場では三菱独自の「電動ドライブハウス」も出展。こちらは電動車、V2H充放電機器、太陽光パネル、家庭用蓄電池などで構成する家庭での使用を想定したシステムをパッケージ化したもので、アフターメンテナンスまでをワンストップ化したサービスを一括して販売するサービス。これにより、家庭での太陽光発電による電動車への充電や、電動車から家庭への電力供給を可能とし、電気代の節約や緊急時の非常用電源など、ユーザーに様々なメリットを提供するという。

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