「アストンマーティン・ヴァルキリー」の最高出力が明らかに

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システム総合で1176ps/900Nmを発揮するHVの搭載が判明

アストンマーティンは3月1日、現在開発中の新世代ハイパーカー「ヴァルキリー」に搭載するハイブリッドパワートレインのスペックを明らかにした。

長年にわたってテクニカルパートナシップを結ぶ「コスワース」と共同開発されたV型12気筒自然吸気式エンジンの詳細は、昨年12月にすでに公表されている。バンク角65度のV12エンジンの排気量は6.5Lで、最高出力1000bhp(約1014ps)/10,500rpm、最大トルクは740Nm/7000rpmを発揮。最高回転数は11,000rpmと発表されている。

このたび発表されたのは、このV12エンジンにモーターを組み合わせたフルハイブリッドシステムのスペック。組み合わせるモーターの出力/トルクは160bhp(約162ps)/280Nmで、システム総合では最高出力1160bhp(約1176ps)/10,500rpm、最大トルク900Nm/6000rpmを引き出すという。

このハイブリッドシステムはF1マシンに搭載する「KERS」スタイルに似たブーストシステムが組み合わされ、パワフルでありながら効率的なパワーデリバリーを実現。

新しいハイブリッドパワートレインの開発にあたっては、アストンマーティンのパートナー企業であるコスワースのほか、「レッドブル・アドバンスド・テクノロジーズ」や、軽量バッテリーシステムを手がけた「リマック」、そして特注の電気モーターを担当した「インテグラル・パワートレイン」が参加している。

このたび、アストンマーティンが搭載するパワートレインの詳細を明らかにしたということは、ヴァリキリーの開発がプラグラムの後半に入ったことを示している。果たしてどんなパフォーマンスを発揮するモデルに仕上げられるのだろうか。完成が待ち遠しい。

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