新型ジムニーを新旧の持ち味を融合させた通好みカスタムに!悪路走破性の高さもピカイチ【ジムニー天国 2019】

ノーマルの操縦安定性の高さを
いかに伸ばして行くか?

ほぼフルノーマルの状態でオフロードコースを走らせて実感したのは、妥協なく磨きがかけられた悪路の走破性。中でも完成度の高さに驚かされたのが、ブレーキLSDトラクションコントロール。正直、最初は本気走りを行う際の邪魔になりそうな懸念もあったが、JB23のノーマル車ではずるずると空転、スタックしてしまいそうな状況でも、難なく切り抜けることができたとのこと。アプローチ/デパーチャーアングルについても十分で、高低差のきついアップダウンを繰り返しても、バンパー下部の一部やサイドシルを軽くこすった程度だったとか。今回、暫定ながらも施されたモディファイは、この持ち前の素性の良さをより引き出すために行われたものだ。

kudo-j仕様のエナペタル・ビルシュタインが目を引く。W出しマフラーは試作品。

手前を横切るバーがkudo-jのリフトアップメンバー。プロペラシャフトとの干渉を防ぐための必須アイテム。

リーディングアームやSSラテラルロッドなど、kudo-jのアイテムで構成された足まわり。

「ダンパーはエナペタル・ビルシュタイン。スプリングはJB23で好評をいただいた、2インチの車高アップで3インチクラスのストロークを持つ、ツーリング5をJB64用として新開発。テスト走行時は185サイズのジオランダーでしたが、225サイズとの相性もまったく問題ナシ。よく動き、よく粘ります」。

今やジムニーもシーケンシャルウインカーの時代! しかも驚くほど似合ってる。

フロアまわりやエンジンルーム内に塗布する防錆剤、サビーヌ。工藤さん猛プッシュの便利グッズなのだ。

毎月、恋の浦オフロードコースで開催されている自社イベントの場を使い、精力的にデータの収集に務める工藤さん。今後もさらなるフットワークの向上と、パフォーマンスのブラッシュアップを図って行きたいとのこと。「足まわりはJB23の正常進化版とも言われているJB64ですが、車重は1トンを超えているし、パワーユニットを含めたトータルなセットアップについてはまだまだ検証が必要ですね。今後もオン/オフを問わず乗りやすく、しっかり楽しめるクルマ作りに取り組んで行くので、ぜひご期待ください!」。

テストドライバー:高橋陽介 ジムニー天国2019より転載

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