【嶋田智之の月刊イタフラ】もう売り切れちゃった695リヴァーレ

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もう売り切れちゃった695リヴァーレは最もオトナ好みのアバルトかも

イタリアが誇る高級ボートメーカー、リーヴァとのコラボで生み出された、アバルト695/695Cリヴァーレ。昨年11月に発売され、それぞれ85台と65台がほぼ瞬殺で完売しました。が、695Cリヴァーレに、遅ればせながら試乗することができました。
特徴的なブルーとグレイのビコローレ(2トーン)、マホガニーのダッシュボードに専用カラーのシート。雰囲気は抜群です。個人的にも大好き。成り立ちとしてはアバルト595のハイパフォーマンス版、コンペティツィオーネの180psエンジンと締まったシャシーまわりにオープントップのボディが組み合わせられる唯一のモデルで、それに595ツーリズモと同じ心地のいいシートです。

これ、バランスいいかも! コンペティツィオーネの硬い脚と硬いシート、実はかなりハードコアな乗り味で、それはそれで心躍る楽しいものではあるのですが、街乗り派やツーリング派にはキツイと感じられる場面があるのも事実。ところがシートが変わるだけで、そこが結構やわらぐのです。往復およそ500kmの走行でしたが、快適といっていい居心地のよさ。マホガニーの暖かい色彩が視界に優しいのにも癒されました。
が、ここ一発バシューン! と行きたいときには瞬時に180psを炸裂させる弾丸仕様になって、速いこと気持ちいいこと! 普段は全部使うことはなくてもチカラはあるよ、のオトナのゆとり。
リヴァーレ、もう一度国内導入すればいいのに、と思います。

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