子どもと大人も楽しめる体験アトラクションがいっぱい!
毎年秋になると日本各地でバスまつりや鉄道まつり、事業者単独の車庫見学会のようなイベントが開催されています。これは9月20日がバスの日、10月14日が鉄道の日になっているためです。
ちなみにバスの方は明治36年(1903年)9月20日に京都で二井商会による乗り合い自動車の運行が始まったことが、鉄道の方は明治5年(1872年)10月14日に新橋~横浜間が開通したことが由来です。
イベントの数が多いこと、開催日が重なっていることからすべてを訪れることは不可能なのでどこに行くかを選ばねばなりません。
今回は、去る2018年11月10日(土)・11日(日)の2日間に、近鉄塩浜研修車庫で開催された「きんてつ鉄道まつり2018」に行ってきました。
日ごろは立ち入ることができない検修車庫なので、入れるだけで興奮ですが、いつも乗っている電車の裏側や下側を至近距離で見られるのは子どもでなくても心躍ります。はっきり言ってみんなが子どもになっています。
中でも、検査・測定・観察・記録という検車”おしごと体験”、”あなたも車掌!「扉よし!!」”、”あなたも運転士!「出発進行!!」”という実際に触る体験イベントが人気で長い行列が、他にも”しまかぜ”ミニ電車も人気でした。この体験は残念ながら小学生以下しか参加できないので、お父さん達はむずむずしながら写真係です。
大人が大人であることを実感する!? 廃品販売コーナー
俺は大人だ!と実感できるのがココ。近鉄車両エンジニアリング、近鉄による鉄道車両部品・廃品即売、三重交通によるバス部品の販売には大人が列をなしていました。まさに大人買い!
行先表示がサボから方向幕になり、今はLED化が進んでいること、車体に貼られている車番、車内に貼られている車番や製造者プレートなどのステッカー化が進んでいることから、これらの即売会の目玉となる部品が急速に減ってきているので、早く行かないと部品を手に入れられなくなってしまいます。
いったい誰が買うの? というモノも
前回からテスト販売が始まった、保線区が出展する重量級シリーズが今回もありましたが、いったい誰がこんなもの買うの? と思うものばかり。広大な庭でもなければ困るでしょう。なんせとても重くてとても大きいんですから。
違和感ありありの東急車輌
元近鉄養老線の養老鉄道が東急の中古を導入することを決定したのですが、その第一陣が早くも整備のために塩浜に入庫、お披露目されました。元近鉄伊賀線の伊賀鉄道に続く元近鉄路線の東急化の始まりです。近鉄ファンとしてはかなり複雑な心境で、ため息を漏らす大人も多くいました。
トンネル点検台車と電気検測車”はかるくん”。これも人気。
四日市あすなろう鉄道でも開催
元近鉄内部・八王子線、現四日市あすなろう鉄道の内部車庫でも見学会が開催されていました。珍しいナローゲージ鉄道です。
近鉄では、塩浜以外に10月27日(土)・28日(日)に五位堂検修車庫と高安車庫でも開催されました。会場によっても日によってもそれぞれできることが異なるので、すべてを楽しむためには合計4日で3会場を回らなければならないので大変です。私鉄最大の路線キロを誇る近鉄ならではです。
みなさんの地元でも開催されるので興味のある方はチェックしてみてください。驚くほど出てきますよ!
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