【嶋田智之の月刊イタフラ】フィアット 500Xのよさ、忘れてないですか?

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そろそろモデル末期に差し掛かってるけど

そろそろ雪の季節だよなーなんて思ったせいか、急にフィアット500Xの4WD仕様に改めて乗ってみたくなったのでした。なぜなら以前に真冬の積雪地帯で走らせて、想像を遙かに超えた走破性に思わず大笑いしちゃったほど気持ちが動かされた記憶があったからです。走行モードこそ大幅にシンプルな仕立てへと整理されてるけど、500Xの4WDシステムは、基本ジープ・レネゲードと共通のオンデマンド式。加えてピレリのアイス・アシンメトリコを履いてたわけだから、そりゃ積雪20〜30cmだとかシャーベット状の路面とか、ちょっとやそっとの状態なら楽勝でクリアしちゃうわけでしょ。4WDの底力って普段はなくてもだいじょーぶだけど、いざってときには心強いし、そういう状況でも(注意深さは必要だけど)走れるのが楽しいわけです。

 今回は雪道じゃなくて泥濘んだ道をしばらく突き進むことになったけど、適切に後輪にも駆動力が行き届くことがハッキリわかって頼もしいのです。やっぱり強い。
 ルックスは愛らしいしオンロードでもよく走るしわりと快適だし持て余さないサイズだし、日常使い的4WDとしてはかなりポイント高いことを改めて認識させられちゃいました。これ、間違いなくもっと売れていいクルマです。

 

ル・ボラン 2019年2月号より転載

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