「メルセデス・ベンツ CLA クーペ」が2代目に

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ボディサイズ拡大で居住性が向上

1月8日、ダイムラーはフルモデルチェンジを実施して2代目となった新型「メルセデス・ベンツCLAクーペ」を発表した。

ボディサイズは全長4688×全幅1830×全高1439mmで、ホイールベースは2729mm。従来型と比べて48mm長く、53mm幅広くなり、2mm低くなった。ホイールベースは30mmプラスされている。このボディサイズの拡大により、前後席とも居住空間が拡大されている。トランクスペースの容量は460L。これは従来型より10L少ないが、荷室の最大幅や深さがそれぞれ113mm、24mmプラスされている。

まず発表されたグレードは、225ps/350Nmを発揮する2リッター直列4気筒ターボエンジンを積む「CLA 250」で、7速のデュアルクラッチトランスミッション(7G-DCT)を組み合わせる。5月の市場導入時には、内外装の随所にアクセントカラーを取り入れた登場時限定の「エディション1」の発売を皮切りとして、そのほかガソリンまたはディーゼルエンジンを搭載するグレードや、4輪駆動の「4MATIC」仕様車もラインナップされる見通しだ。

ボディ幅の拡大に伴い、トレッドはフロントが63mm、リアは55mm拡大し、ドライビングダイナミクスやハンドリングの面でも進化を果たしている。スタビライザーバーはより太くなり、ロールの減少に寄与。オプションのアクティブアダプティブダンピングシステムを選択すれば、より快適かつスポーティな走りを実現する。

エクステリアデザインは、新型AクラスやCLSなどに採用されている新世代メルセデスのデザイン言語である「センシュアル・ピュリティ(官能的な純度)」が反映され、特にヘッドライトやリアコンビネーションランプのデザインは新型モデルを実感させるもの。長いボンネットやコンパクト(に見える)キャビン、トレッドの幅を強調したフェンダーアーチといったディテールで構成されるスタイリングは、「コカコーラの瓶」を想起させる魅惑的でスポーティなものだ。ちなみに新型CLAの空気抵抗係数(Cd値)は0.23と発表され、新型でも高水準の空力性能を実現している。

ダイムラーAGのチーフデザインオフィサー、ゴードン・ワゴナーは「新型CLAクーペは、現代のデザインアイコンになる可能性を秘めています」とコメントしている。
インテリアデザインは「ハイテク」や「若々しく前衛的」というテーマで仕上げられ、エクステリア同様にスポーティな雰囲気を放つ。インパネは、新型Aクラスと同様にワイドスクリーンディスプレイが配置され、新世代モデルを主張。新世代のインテリジェントなアシスタントシステム「MBUX(メルセデス・ベンツ・ユーザー・エクスペリエンス)」が採用された。運転支援システムを含む安全性も高水準で、現行Sクラスと同等の装備や機能が採用されている。

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