日産がCESで新世代コネクテッドカーを提案

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“見えないものを可視化”する将来技術「I2V」

1月4日、日産自動車はリアル(現実)とバーチャル(仮想)の世界を融合することでドライバーに「見えないものを可視化」し、究極のコネクテッドカー体験を生み出す将来技術「Invisible-to-Visible(I2V)」を発表した。「I2V」は、1月8日に米ラスベガスで開幕するCES2019(コンシューマー・エレクトロニクス・ショー2019)の日産ブースにおいて、インタラクティブな3Dデモンストレーションを通して体験することができる。

「I2V」は車内外のセンサーが収集した情報とクラウド上のデータを統合することで、クルマの周囲の状況を把握するだけではなく、クルマの前方の状況を予測したり、建物の裏側やカーブの先の状況を映し出したりすることを可能にする。また、運転の楽しさを向上させるため、たとえばアバターが車内に現れるなどし、人間同士が双方向コミュニケーションしているかのように運転をサポートするという。

 

「I2V」は、仮想世界(バーチャルワールド)やコミュニケーションの可能性を無限大に広げ、ドライビングをより便利で快適、エキサイティングなものにしていく。この技術は将来の「ニッサン インテリジェント モビリティ」の一端を垣間見せるものだ。

日産総合研究所のエキスパートリーダー、上田哲郎は次のようにコメントしている。

「I2Vで“見えないものを可視化”することで、ドライバーはより自信を持って運転を楽しむことができます。I2Vの双方向な機能は誰もが自分の好みにあわせて楽しんで使うことができ、一人一人の興味や運転のスタイルに合った特別な体験を生み出します」

CES2019の日産ブースでは、ARゴーグルを装着して3Dのインターフェイスやディスプレイを採用したデモンストレーション用のコックピットに乗り込み、「I2V」を体験することができる。市街地ツアーへの参加、混雑したショッピングモールの駐車場で空きスペースを見つけるためのサポート、車窓から見える雨模様の景色が快晴に変わる様子、プロドライバーのアバターによる運転スキル向上サポート、建物の裏側やコーナー近辺を見通すなど、さまざまな「I2V」の機能が体感できるという。

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