ジュリア・クアドリフォリオと同じ2.9リッターV6を搭載
FCAジャパンは、「アルファロメオ・ステルヴィオ」のラインナップにハイパフォーマンスモデル「クアドリフォリオ」を追加。11月28日より受注を開始した。消費税込みの車両本体価格は、1167万円。
ステルヴィオ・クアドリフォリオは、ステルヴィオシリーズのハイエンドモデル。2017年9月には、ドイツのニュルブルクリンク北コースにおいて7分51秒7の周回タイム記録。先ごろメルセデスAMGのGLC63に記録を更新されるまで、世界最速のSUVとしてその名を轟かせた。
もちろん記録を破られたとはいえ、そのパワーユニットや4WDシステム、シャシー技術などは依然として世界最高レベルにあることは間違いない。
搭載するエンジンは、2016年9月に量産4ドアセダンとして当時のニュルブルクリンク世界最速タイムを記録した「ジュリア・クアドリフォリオ」と共通の2.9リッターV6ツインターボ。最高出力510PS、最大トルク600Nmという圧倒的な動力性能を発揮する一方、気筒休止システムを採用することでエンジン負荷が小さい領域では燃費効率の改善も図られている。
組み合わせるトランスミッションは8速ATで、最短1000分の150秒という非常に素早い変速スピードを実現。ステアリングコラムにはアルミ製パドルシフトレバーを備え、レスポンスに優れた変速動作をマニュアル感覚で行なうことができる。
また、エンジンやトランスミッション、サスペンションなどの設定をドライバーの好みで任意に選択できる「アルファDNAドライブモードシステム」には、「Race」モードが設定、クアドリフォリオのパフォーマンスを最大限に引き出すことが可能となっている。
駆動系は、左右独立トルク配分機能付き電子制御式リアディファレンシャル「アルファ・アクティブトルクベクタリング」と4WDシステム「アルファロメオQ4」を搭載。この組み合わせは、ステリヴィオ・クアドリフォリオがアルファロメオ初となる。アルファ・アクティブトルクベクタリングは、シャシー統合制御システムCDCと連動、路面状況や運転操作に応じて左右後輪にそれぞれ最適なトルク配分を行なう。
これらのテクノロジーを搭載したステルヴィオ・クアドリフォリオは、0-100km/h加速タイムが3.8秒、最高速度は283km/hというパフォーマンスを発揮する。
エクステリアは、エンジンルームの熱を効率的に排出するエアベント付きのボンネットフードをはじめ、フロントバンパー、サイドスポイラー、リアバンパーなどが専用品に。また、ガンメタリック仕上げの20インチアルミホイールやツインデュアルエキゾーストパイプなどでスポーティな風情を演出。ボディカラーは、クアドリフォリオ専用色となる「コンペティツィオーネレッド」と「トロフェオホワイト」を含む全5色が設定されている。
インテリアもクアドリフォリオ専用スポーツレザーステアリングホイールをはじめ、専用スポーツレザー/アルカンターラシート、カーボンパネルなど、質感だけでなく手触り感にもこだわった上質なマテリアルを採用。高級な室内空間に仕上げられる。
商品サイト:https://www.alfaromeo-jp.com/models/quadrifoglio/stelvio-quadrifoglio/