新型「レンジローバー・イヴォーク」が本国デビュー!

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48Vマイルドハイブリッドを採用

11月23日、ジャガー・ランドローバーはフルモデルチェンジを受けて2代目に移行した新型「レンジローバー・イヴォーク」を英国ロンドンで発表した。

ランドローバーのチーフデザインオフィサーであるジェリー・マクガバンは次のように紹介している。
「2010年にデビューしたイヴォークは、当時のコンパクトSUVの世界を大きく変えましたが、新型モデルにおいても、引き続き驚くべき変革をもたらすと確信しています。スタイリッシュさと楽しさを組み合わせたこの個性的なモデルは、人々を振り向かせたり、笑顔にさせる、感情に訴えかける存在になるでしょう」

ボディサイズは全長4371×全幅1904×全高1649mmで、ホイールベースは2681mm。全長は先代型とほぼ同じだが、ホイールベースや全幅の拡大により、キャビン空間が拡大。リアシートのスペースは20mm広がった。ラゲッジスペースは先代比10%アップとなる591Lを確保。リアシートは40:20:40の分割可倒機構が備わり、荷室は最大で1383Lに広げられる。

エンジンは2リッター直列4気筒ターボの「インジニウム」。ガソリン仕様は200ps、250ps、300psの3タイプで、ディーゼル仕様は150ps、180ps、240psの3タイプを設定。いずれも駆動方式はAWDで、48VのMHEV(マイルドハイブリッド)システムが搭載される。このほか、150psディーゼル仕様にはMTを組み合わせる2WD仕様が用意されるが、こちらにはマイルドハイブリッドは組み合わされない。また、約1年後にはプラグインハイブリッド(PHEV)仕様が追加設定される予定だ。

ジャガー・ランドローバーのプロダクトエンジニアリング担当エグゼクティブディレクター、ニック・ロジャースのコメントはこうだ。
「新型イヴォークにはエンジニアリングおよび技術の革新が盛り込まれています。プラグインハイブリッド(PHEV)やマイルドハイブリッド(MHEV)といった電動システムに対応するため、ドアヒンジを除き、アーキテクチャーを一新しています。この新たなシャシーは最も堅牢なボディを生み出し、レンジローバー・ファミリーの特徴である快適な乗り心地と洗練性を確保しています」

レンジローバー・ファミリーの一員らしく、走破性にも磨きがかけられている。フラッグシップの「レンジローバー」で初めて採用したテクノロジー「テレインレスポンス2」が採用され、 走行中の路面状況を自動的に検知。状況に応じてサスペンションやトランスミッション、トラクションを最適に制御し、ドライバーの負担を軽減させる。また、走行可能な渡河水深は先代の500mmから600mmに向上している。

さらに新型には、車両前方下部に設置したカメラで路面を撮影し、その映像をタッチスクリーン上に映し出すことで、まるでボンネットがないかのようにフロント下 180度の視角を確保する「クリアサイト・グラウンドビュー」を世界で初めて搭載。これは、市街地での難しい駐車スペースや段差のある中央分離帯、オフロードなど障害のある路面を走行するときに有効で、ランドローバーが2014年に発表したトランスペアレント・ボンネット・テクノロジーを具現化したものになる。

エクステリアでは、イヴォークの特徴であるクーペスタイルのシルエットがより洗練された。傾斜したルーフラインとリアに向かって上昇するウエストラインが、レンジローバー・ファミリーの一員であることを実感させる。ヘッドライトにはジュエリーを思わせる超薄型のマトリクスLEDヘッドライトを採用。レンジローバー・ヴェラールと同様に、格納式のフラッシュ・ドアハンドルを採用したのも新型の特色だ。

インテリアは最高級のマテリアルで丁寧に仕上げられ、シンプルなラインを組み合わせた精巧なデザインが特徴。素材には従来のレザーのほか、Kvadrat社のウール混紡やDinamicaスエードクロス、ユーカリ・テキスタイルなどがオプションで設定されている。一方、デュアルタッチスクリーンを組み合わせるインフォテイメントシステム「タッチプロ・デュオ」をはじめ、電動16ウェイシートや空気清浄テクノロジーなど、快適性を高めるアイテムの導入にも余念がない。

さらに新型には、車体後方のカメラで撮影した映像をルームミラーに映し出す「クリアサイト・リアビューミラー」をジャガー・ランドローバーで初めて採用。乗員や荷物で後方視界が悪い場合、ミラー下面にあるスイッチをフリックするだけでクリアな後方視界が確保できる。ミラーに映し出される視野角は50度と広く、暗がりでの視認性も高い。

新型イヴォークの日本導入に関する情報は今後の発表を待つことになるが、ジャガー・ランドローバー・ジャパンの公式ウェブサイトでは、すでに国内モデルラインナップおよび車両価格が公表されている。エンジンは180psのディーゼルと、200ps、250ps、300psのガソリンが設定され、標準モデルとよりスポーティな「Rダイナミック」の2種類が、それぞれ3タイプの仕様から選ぶことができる。価格は461万円〜801万円。さらに180psのディーゼル車と250psのガソリン車から選べるファーストエディションが799万円〜821万円で設定されている。

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2018/11/27 18:00

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