トヨタ自動車とLINEがクルマとAIアシスタントで連携

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スマホ事故ゼロを目指す

10月16日より千葉県の幕張メッセで開催されている、ネットワーク技術とIoTの展示会「CEATEC JAPAN(シーテック・ジャパン)」に出展しているトヨタ自動車は、同展示会プレスデイ午前中に、自動車用コネクティビティ機能、「SDL(スマートデバイスリンク)」の説明会を行った。

トヨタ自動車の山本圭司常務役員のプレゼンテーションによれば、現在は、スマホの普及に従って運転中の使用による自動車事故が増加傾向にあり、道路交通法違反の取り締まり件数でも第3位にまでなっている。運転中のスマホ使用による事故ゼロを目指すトヨタ自動車が、運転中でもスマホを楽しく安全に使うために開発したのが「SDL」とのこと。

AI技術を活用した音声操作による、ドライバーが運転への意識を損なわないインターフェイスを追求し、ナビのディスプレイ表示に大きなアイコンやシンプルで見やすいコンテンツを採用するなど、走行中の操作に最適化している。なお、SDLはサードパーティ製アプリをユーザーが任意で選べるオープンプラットフォームであり、iPhone、Android両方のOSに対応するとのこと。

また、今回の説明会にはSNSコミュニケーションアプリを提供している、LINEの舛田 淳取締役CSMOもプレゼンを行い、トヨタ自動車のクラウドを活用したカーナビなどの車載器とAIアシスタント「Clova(クローバ)」を連携し、Clovaの機能が車内でも使用できるサービスとして「Clova Auto(クローバオート)」を発表。同社のスマートスピーカーと同様に、音声操作や自然言語理解によって家電のリモート操作や天気などの情報、LINEメッセージの送受信を可能にするほか、目的地検索およびガイド機能まで提供する。

2018年12月に発売予定のSDL対応車載器では、「LINE MUSIC」 連携からスタート。「Clova Auto」アプリは来春より順次開始していく予定だ。

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萩原充
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