フォード・マスタングが”ニュル”の新たな伝説に?

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20.7kmをほぼドリフトで走破

ドイツ・ニュルブルクリンク。全長20.7kmにおよぶノルドシュライフェ(北コース)は、世界で最も有名なサーキットトラックのひとつ。スポーツモデルをリリースしているメーカーの多くは、ここで走りを磨いて新型車を開発している。

ラップタイムによってそのモデルの速さがアピールされるモデルが多いなか、このほど、フォードは一風変わった方法でニュルブルクリンクに挑んだ。20.7kmのほとんどをドリフトで走破したのである。

チャレンジに使用したクルマは5リッターV8エンジンを積むマスタングだが、ノーマルではない。ヴォルテック製スーパーチャージャーを搭載することによって900psを発揮するモンスター、「マスタングRTR」だ。

ステアリングを握ったのはアメリカのドリフト・チャンピオン、ヴォーン・ギッティン・ジュニア選手。果たして彼は、241km/hの最高速をマークしつつ、見事に20.7kmのほとんどをドリフトで走り切ったわけだが、ドリフト走行によってタイヤは3セット消費され、タイヤはトータルで14万4840km分の走行をしたという。

走行中はドローンによる撮影も行なわれたが、車両がグラベルエリアに侵入した際に後輪で蹴り上げた小石がドローンを直撃するというちょっとしたハプニングも。そんなシーンも含めて、迫力のドリフト走行は動画でご確認を。

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