用途に応じて着せ替え可能

メルセデス・ベンツの商用車部門であるメルセデス・ベンツ・バンズは9月10日、将来の都市型自動運転モビリティを提案するEVコンセプトモデル「Vision URBANETIC」をコペンハーゲンで発表した。

このモデルは、オンデマンドで効率的、そして快適で持続可能な都市型モビリティのためのコンセプトで、自律走行プラットフォームには荷物輸送用の貨物モジュールと人員移動モジュールが必要に応じて付け替えられるのが特徴。これにより、人員または貨物輸送がより効率的になるほか、交通渋滞の緩和が期待できる。

人員移動モジュールを装着した場合は、最大で大人12名が収容可能で、ライドシェアリング車として稼働。一方、貨物モジュールを装着した場合は、長さ3.7mの積載スペースに10個のEPALパレット（800×1200mmサイズの欧州規格貨物用パレット）を積載することができる。ちなみに貨物モジュールを装着した場合、車両の総延長は5.14mに達する。

このコンセプトはまた、自己学習型のインテリジェントなコネクテッド技術により、交通ニーズを継続的に分析。将来のニーズを予測するだけでなく、人員や荷物の待機時間や納期を短縮し、渋滞も回避する。

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