LCのテイストを内外装に採用

レクサスは、マイナーチェンジしたスポーツクーペ「RC」を世界初公開した。新型RCは、フランス・パリで10月2日～14日に開催されるパリモーターショーに出展予定となっている。

新型「RC」は、フラッグシップクーペ「LC」で培った新世代レクサスのデザイン、走りを継承し、より魅力的なクーペに進化することを目標として開発された。具体的には、独創的かつスポーティなイメージはそのままに、LCの流れを汲むエレガントなエクステリアデザインを両立。インテリアも、レクサスならではの高い質感や快適性に加え、運転の愉しさを際立たせる作りとなっている。

また、LCの「より鋭く、より優雅」な走りを継承するため、空力性能やタイヤ、サスペンションなどの主要部品を改良したほか、エンジンの特性やステアリングフィールといった細部にいたるまで作りこみを実施。ドライバーの運転操作に忠実な高い操縦安定性と、フラットな車両姿勢や滑らかな走りによる優れた乗り心地を実現した。

この新型RC、日本での発売は2018年10月下旬を予定している。

RCの主な特長

エクステリアでは、RCが特長とするクーペらしいダイナミックなプロポーションを活かすとともに、エレガントなデザインを継承することを目指し、バンパーコーナーの造形や、メッシュパターンのスピンドルグリルなど、特徴的なデザインを採用。また、超小型3連LEDヘッドランプユニットを縦方向に配置し、L字型のLEDクリアランスランプとの組み合わせとなった。

リアはタイヤの踏ん張りを強調する造形で、走行性能の高さを表現。リアコンビネーションランプをL字がより際立つデザインとすることで、レクサスのクーペらしい記号性を強調している。ボディカラーは、スポーティさを際立たせる新規設定色「ネープルスイエローコントラストレイヤリング」や「スパークリングメテオメタリック」を含む全11色を設定した。

インテリアは、ヒーターコントロールパネルとオーディオパネルを質感の高いヘアライン調に変更。インスツルメントパネル上にLCと共通のアナログクロックを採用することで、レクサスクーペとしての共通性を付与している。

走行性性能においては、空力性能やサスペンションの改良、徹底的な走りこみに基づくパワートレインのチューニングなど、細部までこだわり抜いて開発を実施。高い車両安定性によるフラットかつ滑らかな乗り味と、LC譲りの運転操作に忠実なハンドリングを味わえる優れた運動性能を実現している。

■関連記事

• レクサス､新型｢GX550｣を2024年秋から発売｡6月上旬から100台の特別仕様車も抽選販売へ
• テーマは”Time”｡レクサス､｢ミラノデザインウィーク2024｣出展｡次世代モビリティの未来を表現する没入型体験アートを展示