ランボルギーニが“ニュル”のレコードを再度書き換え!

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6分44秒97をマーク

ランボルギーニは7月26日、今年後半に発表を予定しているアヴェンタドールの新バリエーション「アヴェンタドールSVJ」が、ドイツ・ニュルブルクリンクの北コースを6分44秒97でラップし、量産車の新記録を樹立したことを発表した。

ランボルギーニの公式ドライバー、マルコ・マペリがステアリングを握るアヴェンタドールSVJは、20.6kmのサーキットでラップタイムテストに挑戦。この挑戦は、車内カメラ、車外カメラ、全テレメトリーを装着。VBOX-Racelogicの機器を用いてタイムとGPS認証を管理するRemakスタッフによる正式な監視のもと、ピレリのテクニシャンとドライバーによるタイヤサポートを得てランボルギーニの研究開発チームの管理下で実施された。

ランボルギーニのステファノ・ドメニカリCEOはこのニューモデルを次のように紹介する。
「サーキットにフォーカスした車両の才能を示すランボルギーニの伝統に従って、 Jota(イオタ)の“J”がアヴェンタドールSVJの名前の末尾についています。この新型車は、現在のベンチマークを超えたスーパースポーツカーを生み出す、ランボルギーニの技術の集結です。8月に行なわれるカリフォルニアのモントレー・カー・ウイーク発表前にもかかわらず、ニュルブルクリンクのラップタイムレコードを保持したことは、最高のデザインエンジニアリングと革新的な技術を誇るランボルギーニの力量を証明しています。SVJはパフォーマンスの頂点を極めたスーパースポーツカーであると同時に、他の追随を許さないドライビングの喜びを保証します」

アヴェンタドールSVJは出力向上に重きをおいて開発され、軽量素材の採用が、わずか1.98kg/hpという最高パワーウェイトレシオに貢献している。SVJの特徴は、最高のハンドリングとダウンフォースを確保するための、ランボルギーニの特許取得済みエアロ・ベクタリング付き「ALA2.0アクティブ・エアロダイナミクス・システム」と、固有の新たな空気力学にある。

SVJの開発では、ALA性能最適化のため膨大な量のCFDシミュレーションが行なわれた。同時に並外れたダウンフォースを確保するために、アヴェンタドールのアクティブおよびパッシブ・ダイナミック・システムの全面的変更を行ない、このクルマの物理的境界を最大限に活用することが必要だったという。静的および動的なバーチャルシミュレーションを通じてアヴェンタドールSVJ用にALA戦略を開発する際、バーチャル上ではニュルブルクリンク・ノルトシュライフェでランボルギーニ・ウラカン・ペルフォルマンテ(6分52秒01)を上回るラップタイムを更新してきた。

4輪駆動システム、リアホイールステアリング、ESCの強化のため、アヴェンタドールSVJの設定は全面的に再設計。ステアリングはSVJ専用にチューニングされ、特別開発の新たなピレリPゼロ・コルサ・タイヤを標準で装着する。なお、ラップタイムの挑戦ではオプション設定のピレリPゼロ・トロフェオRタイヤが装着された。

ランボルギー二で最高技術責任者を務める研究・開発部門取締役のマウリツィオ・レッジャーニは次のようにコメントしている。
「これは、R&Dチームからテストドライバー、そしてピレリなどのパートナーに至るまで、アウトモビリ・ランボルギーニの専任スタッフによる卓越したスキルとチームワークが示したもうひとつの証明です」

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